SUSEが「Container as a Service Platform 1.0」のベータ公開を開始。コンテナ用の「SLE MicroOS」も登場

2017年4月4日

Linuxディストリビューションなどで知られるSUSEは、コンテナベースのアプリケーションを実行し運用するプラットフォーム「Container as a Service (CaaS) Platform 1.0」以下(CaaS Platform)のベータ公開を3月30日に開始したことを発表しました

CaaS PlatformはコンテナのホストOSとして、SUSE Linux Enterprise Serverをベースにコンテナ用に開発された「SUSE Linux Enterprise MicroOS」(SLE MicroOS)を採用。コンテナのオーケストレーションツールとしてKubernetesを採用し、構成の自動化についてはSaltStackを使うと説明されています。

fig

SUSEは3月にHPEのOpenStackおよびCloud Foundryの事業資産を買収したことで、IaaSとPaaSにまたがる幅広いクラウドプラットフォームのビジネスを大幅に強化しました。

同社は以前からミドルウェアやアプリケーションの領域には手を出さず、Linux OSを中心としたプラットフォームベンダに徹しています。同社はこの路線を維持しつつ、CaaS Platformの開始によって、IaaS、PaaS、そしてコンテナプラットフォームと、クラウドの領域におけるプラットフォームベンダとしての戦略を強化していくことになると見られます。

Tags: Docker コンテナ型仮想化 SUSE

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本