Docker、オーケストレーション機能のSwarmモードを搭載した「Docker 1.12」が正式版に
Dockerは6月に行われたDockerCon 16で、Dokcer Engineに「Swarmモード」と呼ばれるオーケストレーション機能を内蔵し、外部ツールに依存せずDokcerだけでDockerクラスタをオーケストレーションできるようにすると発表しました。
そのSwarmモードを内蔵したDocker 1.12正式版がリリースされました。
Docker 1.12 adds the largest and most sophisticated set of features into a single release since the beginning of the Docker project.
Docker 1.12はDockerプロジェクトが始まってから最大の、そしてもっとも洗練された機能群が追加されたリリースとなりました。
(「Docker Built-In Orchestration Ready For Production: Docker 1.12 Goes GA」から)
Swarmモードは、DockerエンジンがほかのDockerエンジンとつながり、自己組織化したクラスタとして構成される機能。単一障害点を持たず、障害に対して自己修復が可能とされています。
Dockerコミュニティでは、Docker 1.12RCを用いてSwarmモードでのクラスタのスケーラビリティを検証しており、最大で約2400ノード、約10万コンテナまで動作したことを明らかにしています。
Bros we can't make it to 100,000
— Chanwit Kaewkasi (@chanwit) 2016年7月22日
but WE really DID it !!!
2,384 nodes & 96,287 running containers#DockerSwarm2000 pic.twitter.com/qEerlJu7no
Dockerでは今後さらにこのオーケストレーション機能を最適化していくとのことです。
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