マイクロソフト、クラウドの利用状況を解析して最適な構成をアドバイスしてくれる「Azure Advisor」パブリックプレビュー公開

2016年11月22日

マイクロソフトは、Microsoft Azureの利用状況をユーザーごとに分析し、そのユーザーに最適な構成や潜在的な問題などをアドバイスしてくれる「Azure Advisor」をパブリックプレビューで公開したことを発表しました

fig

Azure Advisorはユーザーの利用状況を基に、高可用性(High Availability)、セキュリティ、性能(Performance)、費用(Cost)の4つの面でアドバイスをしてくれます。

高可用性については、ベストプラクティスに基づいてより可用性の高い構成方法、例えばアベイラビリティセットの利用などを推奨し、セキュリティは既存のAzure Security Centerと統合され、セキュリティ関連の推奨構成をアドバイスしてくれます。

パフォーマンスについては、Redis、SQLデータベース、Webアプリケーションなどに対して推奨される設定や構成などを、コストについてはより費用の安い構成や設定、例えば、利用率の低い仮想マシンを指摘するなどのアドバイスをしてくれます。

Azure Adovisorはアドバイスだけでなく、そのアドバイスに沿った設定についてもガイドしてくれるとのこと。

Azure Advisor not only provides suggested actions for each recommendation but also provides step by step guidance and walks you through implementing the fixes. Azure Advisor also provides inline actions – a convenient way to click through and implement recommendations without leaving the Azure Advisor portal.

Azure Advisorは推奨される操作を提案するだけでなく、手順のガイダンスおよび修正のやり方まで教えてくれる。Azure Advisorはひとつひとつの操作を提供すること ― クリックするだけの簡単な方法と、Azure Advisorポータルから抜けることなく推奨を実装する手段まで提供してくれるのだ。
(「Announcing the public preview of Azure Advisor」から)

Azure AdvisorはAzure Portalからすでに使えるようになっています。

Tags: Microsoft Azure クラウド Microsoft

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本