SDNのオープンソースプロジェクト「OpenDaylight」が、最初の正式バージョンとなる「Hydrogen」を公開。SDNコントローラ、ネットワーク仮想化、マルチテナントなどを実現

2014年2月6日

Software-Defined Networkを実現するためのソフトウェアをオープンソースで開発することを目的にシスコ、マイクロソフト、IBM、VMware、Brocade、Juniperほか、IT業界の主要なプレイヤーが集まり、The Linux Foundationがホスト役となった「OpenDaylight」プロジェクトが、最初のバージョンとなる「Hydrogen」(コード名)を公開しました。誰でも無料でダウンロードし、利用できます。

OpenDaylightプロジェクトが対象とするソフトウェアは、ネットワーク全体を制御するためのSDNコントローラと、そのSDNコントローラを活用するネットワークアプリケーション、物理スイッチや仮想スイッチなど制御するプロトコル、仮想スイッチなどが含まれます。

fig

SDNコントローラやOpenFlowプラグインなどを公開

今回公開されたHydrogenでは、OSGiベースでプラグインによって拡張可能なSDNコントローラ、OpenFlowプラグイン、OpenFlowプロトコルに対応したアプリケーション開発のためのライブラリ、Open vSwitchなどをコンフィグレーションするためのOVSDBなどが含まれています。

Hydrogenには基本となるBase Editionのほかに、Base Editionの全機能を含み、さらに仮想ネットワークによるマルチテナントネットワーク構築に対応した「Virtualization Edition」、事業者向けにBGPやSNMPなどに対応した「Service Provider Edition」の3 つがあります。

Tags: ハードウェア OpenFlow Software-Defined Network ネットワーク

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本