[速報]インターネットの歴史に刻まれる、最後のIPv4割り当てセレモニーが終了
2月3日午後11時30分(日本時間)、インターネットを管理しているおもな団体であるNumber Resource Organization(NRO)、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)、Internet Society(ISOCC)、Internet Architecture Board(IAB)は共同で、最後のIPv4のアドレスブロックを世界に5つある地域インターネットレジストリ(RIR:Regional Internet Registry)に分配し、IPv4の配布を終了するというセレモニーを開催、インターネットで世界中に中継しました。
最後のIPv4アドレスブロックの割り当てを受けてスピーチする、アジア太平洋地域を担当のAPNIC代表。この前にアフリカ地域を担当するRIPE NCC代表がアドレスブロックを受け取りスピーチを行ったが、セレモニーの中継を見るための日米間の回線が込んでいたためか、残念ながらそのときの映像が届いていなかった
北米地域を担当するARIN代表が最後のアドレスブロックを受け取る
南米とカリブを担当するLACNIC代表が最後のアドレスブロックを受け取る
欧州、中東、アフリカを担当するRIPE代表が最後のアドレスブロックを受け取るこれをもってインターネット開設以来続いてきたIPv4の配布は終了し、インターネットの歴史に1つの区切りが刻まれました。APNICの代表はスピーチで、2月3日の日本の行事である「節分」に触れ、今日を境にインターネットもIPv4からIPv6へと新しい季節を迎えるのだとしました。
このインターネット中継は英語で行われましたが、並行して日本インターネットエクスチェンジ、日本レジストリサービス、インターネットイニシアティブ、インターネットマルチフィードの4社による日本語同時通訳の中継も行われていました。
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