Ruby on RailsのEngine YardをVMwareが買収か?

2010年6月15日

「VMwareがEngine Yardの買収に向けた交渉を行っている」と、GigaOMが記事「Exclusive: VMware in Talks to Acquire EngineYard」で伝えています。

Exclusive: VMware in Talks to Acquire EngineYard

Ruby on RailsのPaaSベンダ、Engine Yard

Engine Yardはサンフランシスコのベンチャー企業で、Ruby on RailsをベースとしたPaaSを提供しています。主力サービスはAmazonクラウドの上にRuby on Rails環境を構築したPaaSの「AppCloud」。利用者はAmazonクラウドのIDは不要で、Engine YardにサインインすることでRuby on Railsの開発環境と実行環境を利用できます。

同社は今月に入りAmazonクラウド上のPaaSとは別に、Terremarkが提供するVMwareのvCloud ExpressをベースとしたIaaSの上に構築したRuby on RailsのPaaS「xCloud」を、「エンタープライズグレードのPaaS」として提供開始しました。

GigaOMの報道では、「PaaS市場での存在感を高めるためにVMwareがスタートアップの買収を再び狙っているという情報を入手した」という以上の詳しい説明はされていません。

しかしVMwareは昨年、JavaのミドルウェアベンダであるSpringSourceを買収し、その後セールスフォース・ドットコムと共同でVMforceを発表し、グーグルと共同でGoogle App EngineでのSpringフレームワークのサポートを発表するなど、JavaのPaaS市場を着々と開拓しつつあります。そのVMwareがRuby on RailsのPaaSへと触手を伸ばそうというのは十分にありえそうな話です。

もしもこの買収が実際に行われると、VMwareがPaaS市場でさらに存在感を高めると同時に、Ruby on Railsのエンタープライズ市場での利用にも新たなきっかけを与えることになるかもしれません。

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PublickeyではVMwareのPaaS戦略を分析した記事を公開してきました。

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タグ : Ruby , VMware



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