GitHub、自然言語でGitHub Actionsワークフローを記述可能にする試み。生成AIで自然言語をYaml形式にコンパイル

2025年9月8日

GitHubの研究部門であるGitHub Nextは、自然言語でGitHub Actionsのワークフローを記述できるようにする試験的な実装「Agentic Workflow」を発表しました

GitHub ActionsはYamlファイルでワークフローを設定する

GitHub Actionsは、GitHubにおいてコードのビルド、テスト、デプロイのパイプラインを自動的に実行できる機能を提供します。

例えば、プルリクエストを作成したら自動的にユニットテストと統合テストを実行する、あるいはビルドの失敗時にSlackに自動的に通知を行う、といったことが可能です。

ワークフローの設定ファイルはYaml形式で記述する必要があります。

生成AIで自然言語をYaml形式にコンパイル

今回GitHub Nextが発表したAgentic Workflowは、このYaml形式のワークフロー設定ファイルを、自然言語で記述したMarkdownファイルを生成AIがコンパイルすることで作り出す、という試みです。

コンパイルする生成AIとしてはClaoude CodeやOpenAI Codexなど複数の生成AIに対応するとされています。

こうした自然言語によるGitHub Actionsワークフローの記述は、継続的なドキュメントのアップデートや問題の重要度付け(トリアージ)、容易なレビューなど、協力や判断が必要なさまざまな場面で役立つとしています。

現時点でこの試みはあくまでも研究用デモンストレーションだと位置づけられていますが、実装のためのソースコードはGitHubで公開されているため誰でも試すことができるようになっています。

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Junichi Niino(jniino)
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