AIエージェントをどのコードエディタでも使えるようにする「ACP(Agent Client Protocol)」、JetBrainsがベータ提供開始
JetBrainsは、AIエージェントをどのコードエディタでも使えるようにすることを目指す業界標準「ACP(Agent Client Protocol)」を、同社のコードエディタ製品群JetBrains IDEsでベータ版として実装したことを明らかにしました。
Integrating the agent you want into the IDE you love should be effortless. That’s why we've partnered with @zeddotdev to create the Agent Client Protocol (ACP). The first implementation is included in the 2025.3 JetBrains IDEs release. Read more in our blog:… pic.twitter.com/Sv9xTA83D4
— JetBrains (@jetbrains) December 5, 2025
AIエージェントをどのコードエディタとも組み合わせられるように
プログラマの指示によりAIが自律的にコーディングを行うAIエージェントへの注目が高まっています。そのAIエージェントの多くは特定の開発ツール、例えばVisual Studio CodeやClaude Code、Windsurfなどと深く統合されています。
ACPはこのAIエージェントをどのコードエディタや開発ツールとでも組み合わせられるようにするための業界標準を目指して、コードエディタを開発しているZed、JetBrains、コンテナ関連の開発ツールを提供しているDockerなどが主導しているプロトコルです。
コードエディタの世界ではすでにコード補完機能をどの開発ツールやコードエディタとも組み合わせることができるLSP(Language Server Protocol)が事実上の標準として成功しています。ASPはこれをAIエージェントでも実現させようとしているのです。
ACPはClaude Code、Gemini CLIなどサポート
ACPはすでにZedやDockerが実装を行っており、AIエージェントとしてはClaude Code、Codex CLI、Gemini CLI、OpenCode、OpenHands、Docker's cagentを始め多くがサポートされています。今後、他のツールへの普及が期待されます。
Developers live in their editors. Now, agents can too.
— Docker (@Docker) December 5, 2025
Docker, @jetbrains, and @zeddotdev are collaborating on ACP, a shared protocol between agents and editors. Docker’s cagent already supports it.
Open standards = a better future for developers.
? https://t.co/xSgR9YtSMk…
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