ヘッドレスブラウザ+Puppeteerが使える「Cloudflare Workers Browser Rendering API」がオープンベータに

2023年5月22日

Cloudflareは、同社のサーバレス基板であるCloudflare Workersを通じてヘッドレスブラウザとそれをコントロールするPupeteerを呼び出せる「Workers Browser Rendering API」(以下、Browser Rendering API)のオープンベータを発表しました

これまではBrowser Rendering APIはクローズドベータとして一般ユーザーには開放されていませんでしたが、オープンベータ化によりウェイトリストに登録したユーザーから利用できるようになると説明されています。

Browser Rendering APIは、同社のエッジロケーションにあるデータセンター内でコンテナランタイムのgVisorを用い、ヘッドレスブラウザとしてChromiumのインスタンスが起動しプールされています。それをPuppeteerを一部カスタマイズしたバージョンを経由して操作できるサービスです。

これにより同社のサーバレス基盤であるCloudflare WorkersからWebサイトの操作や画面キャプチャなどが可能になります。

現在では多くのアプリケーションがWebブラウザ上で提供されるため、それをプログラムから操作できるようにするためのシステムのニーズは高まっています。

一方で、そのためにヘッドレスブラウザとPuppeteerを用いるシステムの構築や運用には手間がかかり、並列化などでスケーラブルにすることも容易ではありません。

Browser Rendering APIは、そうした高いニーズのサービスをマネージドサービスとして提供してくれるため、多くの開発者にとって魅力的なサービスになると思われます。

Tags: クラウド Cloudflare Webブラウザ

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Junichi Niino(jniino)
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