Java/Scalaの最新版Webアプリケーションフレームワーク「Play Framework 3.0」正式リリース。Akkaに代わりApache Pekkoを採用

2023年11月24日

Play Framework開発チームは、JavaとScalaに対応したWebアプリケーションフレームワークの最新版となる「Play Framework 3.0」の正式リリースを発表しました。

Play Framework 3.0の最大の変更点は、それまでPlay Frameworkで使われていた、Actor Modelによる並列処理や分散処理、耐障害性やスケーラビリティを提供していたフレームワークであるLightbend社の「Akka」が昨年(2022年)9月からオープンソースではなくなったため、Akkaからフォークした「Apache Pekko」に切り替えた点です。

またPlay Frameworkの開発体制も、それまで主導的な役割を果たしていたLightbend社から完全にコミュニティ主導に変更されました。

Play Frameworkが今回バージョン3.0となったのは、このAkkaからApache Pekkoへの切り替えを示すのが主目的であり、前バージョンの2.9と3.0は機能もバグも同じです。つまり、今後は両バージョンが並行してメンテナンスを受け、同一の機能拡張やバグ修正を得ることになります。

対応するJavaとScalaのバージョンも2.9と同様で、最新のJava LTSバージョン(Java 21)とScala 3が引き続きサポートされます。

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