Deno、SQLiteベースのキーバリューストア「Deno KV」のスタンドアロン版を公開。ソースコードもオープンに

2023年11月13日

JavaScriptランタイムを提供するDenoは、SQLiteベースのキーバリューストア「Deno KV」をスタンドアロンで実行可能なバイナリの提供開始を発表しました。オープンソースとして公開もされています。

スタンドアロン版Deno KV(もしくはSelf-hosted版Deno KV)は、Denoと接続してバックエンドデータベースとして利用可能です。

fig

これまでのDeno KVとの違い

これまでDenoは、Deno KVを2つの方法で提供してきました。

1つ目は、Deno自身にSQLiteを組み込み、Denoの内臓データベースとしてDeno KVを実装することで、JavaScript/TypeScriptのためのデータストアとして提供する方法です。

この方法では、Deno KVはDenoに統合されたローカルなデータストアとして、JavaScriptの変数や配列変数、オブジェクトなどのあらゆる構造化された値が保存可能なキーバリュー型のデータベースとなります。

開発者はDenoとは別にデータベースを用意する必要がなくなる利点があります。

2つ目は、Denoの分散ホスティング環境であるDeno Deploy上でマネージドサービスとして提供される「Deno KV on Deno Deploy」です。

Deno KV on Deno Deployは中央にNoSQLデータベースのFoundation DBがあり、エッジで稼働するDenoからこのFoundation DBに接続して利用することになります。

fig

この提供方法では、分散環境で高速に動作しつつトランザクション操作により全体としてデータの強い一貫性を実現します。

開発者は、トランザクション処理について意識する必要はあるものの、ローカル環境のDenoでDeno KVを用いて開発したアプリケーションを、そのままDeno Deployへデプロイして世界中のエッジで実行される分散アプリケーションとして実行することができます。

そして今回提供されるのが、Denoから分離され、SQLiteをベースに実装され単独で実行可能となるDeno KVスタンドアロン版です。

Deno KVスタンドアロン版はSQLiteベースとして、SQLiteのバックアップツールやポイントインタイムリカバリツールなどがそのまま利用できる利点が得られます。

Deno KVスタンドアロン版のソースコードはGitHubで公開されています

あわせて読みたい

JavaScript RDB データベース Deno SQLite TypeScript




タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本