国内のDesktop as a Service市場規模、2021年度は約326億円。5年後には1.6倍以上の545億円規模に

2022年3月22日

調査会社のITRは、日本国内におけるDesktop as a Serviceの予測を発表しました

Desktop as a Serviceは、サーバ内で仮想デスクトップサービスを実行し、それをクラウドサービスとして提供するものです。一般には、仮想化されたWindowsマシンの画面がユーザーに配信されることになります。

ユーザーは手元にWindowsマシンがなくとも、専用のシンクライアントマシンやタブレットなどのスマートデバイスを用いて、配信されるWindowsの画面を手元のキーボードやマウスで操作できます。

インターネットに接続できる環境であればどこからでも利用でき、手元のマシンにデータが残らないためセキュリティ面でも安心などの利点から、リモートワークの普及に伴い利用が拡大しています。

ITRの調査結果によると、Desktop as a Service市場の2021年度の売上金額は約326億円。これが5年後の2026年度には1.6倍以上の545億円と予想されています。

figDaaS市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)

ITRのシニア・アナリストである三浦竜樹氏は、このDesktop as a Service(DaaS)市場の成長について、次のようにコメントしています。「コロナ禍において、在宅勤務でのセキュリティ対策と運用管理性の向上を目的に、DaaSの導入を検討する企業および公共機関が増加しています。また、これまで導入・運用のコストや管理負荷の点から、オンプレミスのVDIを検討してこなかった企業においても、コロナ禍をきっかけにポータルサイトから迅速にDaaS環境を構築でき、コストも抑えられるケースが見られるパブリッククラウドDaaSの導入検討が増えてきています」。

Tags: クラウド 業界動向 デスクトップ仮想化

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本