jQuery依存を脱した「Bootstrap 5」正式リリース、IEもついにサポート対象外に。右からの横書き「RTL」など新機能

2021年5月11日

複雑なHTMLやCSSを記述しなくとも、簡単にWebページをデザインできるフレームワーク「Bootstrap」の最新版、「Bootstrap 5」正式版がリリースされました。

Bootstrap 5では、これまで依存してきたJavaScriptライブラリのjQueryがついに不要になりました。これまでjQueryによって実装されていた機能はすべて、いわゆるバニラJavaScriptによってBootstrap 5自身が実装するようになったとのことです。

jQueryは、かつては多くのフレームワークにおいてクロスプラットフォームや複雑なDOM操作の実現などのために採用されていました。しかしWebブラウザの互換性が高まりJavaScript自身も進化したことで、jQueryは徐々に採用されなくなります。主要なフレームワークとしてBootstrapはjQueryに依存する最後の存在とも言えました。

Bootstrap 5でjQueryが不要になったことは、大きな転換点と言ってもいいでしょう。

jQueryが不要になったことによりBootstrap 5では読み込みにかかる時間が短くなり、ほかのJavaScriptライブラリとBootstrapとの共存がより安全かつ容易にもなりました。

合わせて、Bootstrap 5ではInternete Explorerがサポート外となりました(Internet Explorerをサポート外にしたことでjQueryが不要になったともいえそうです)。そのほかMicrosoft Edgeのレガシー版、Android 6よりも前のバージョンなど、以下のWebブラウザがサポートから外れました。

  • Dropped Microsoft Edge Legacy
  • Dropped Internet Explorer 10 and 11
  • Dropped Firefox < 60
  • Dropped Safari < 10
  • Dropped iOS Safari < 10
  • Dropped Chrome < 60
  • Dropped Android < 6

新しいオフキャンバスやアコーディオン、RTLにも対応

Bootstrap 5の正式リリースが発表されたブログ記事「Bootstrap 5」から、いくつか新機能を紹介しましょう。

新しいオフキャンバスコンポーネント。スマートフォン用のメニュー画面など画面の横からにゅっと出てくる画面を構成する「Offcanvas」(オフキャンバス)コンポーネントが新しくなり、画面の右や上などどこから出てくるか、スクロールするかなどの設定が柔軟にできるようになりました。

fig

新しいアコーディオン。複数の項目を持ち、選択した項目が広がるアコーディオンも新しく作り直され、いくつかのバグが修正されました。

fig2

チェックボックスとラジオボタンのデザインが見直され、より統一された見た目となりました。

fig3

RTL(Right to Left:文字を右から左へ)ができるようになりました。アラビア語など、横書きで右から左へ読み進む文字列の表示に対応しました(実験的機能追加)。

fig4

そのほかグリッドレイアウトのカスタマイズ性の向上など多くの新機能が追加されています。詳しくは「Bootstrap 5」をご覧下さい。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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