銀行APIからGoogleスプレッドシートへ入出金の転記など無料で利用可能に。会計自動化を促進するクラウドサービス「ActRecipe」が「Freeプラン」を発表[PR]

2021年2月2日

銀行の口座がAPIで操作可能になる「銀行API」の整備が進んできています。

これは2018年6月に施行された改正銀行法によって、金融機関はAPIを通じたサービス提供への努力義務が課せられたためです。

銀行APIを活用することで銀行と企業の会計システムを連携でき、入出金明細の自動的な取得、取引先からの入金確認や、請求に対する送金処理など、会計処理の自動化が視野に入ってきます。

しかし現実には、企業が個別に銀行と契約し利用料を支払って銀行APIを利用するのは条件や料金の面でハードルが高く現実的ではありません。

そこで多くの企業で期待されるのが、銀行APIに対応した金融系のクラウドサービスです。

銀行APIや財務会計システムを連携するiPaaS「ActRecipe」

国内で金融系のクラウドサービスを提供している「ActRecipe」(アクトレシピ)は、銀行APIとの接続を可能にする代表的なiPaaS、つまりサービスを統合するためのクラウドサービスの1つです。

もともとActRecipeは、経費精算向けSaaSの「SAP Concur」と財務会計システムである「NetSuite」の連携による経費精算ワークフローの自動化や、これら会計関連サービスとkintoneやSlackなど営業系や情報系のシステムとの連携による柔軟なシステムの構築などを実現してくれるクラウドサービスとして登場しました。

figActRecipeは財務会計領域でのシステム統合を得意とするiPaaSだ

2020年には銀行APIと電子マネーAPIにも対応。銀行口座と会計システムとの連携、社員への経費精算を銀行APIで振り込み、あるいは電子マネーで精算、といったことが可能になりました。

こうしたサービス間の連携は、Recipe(レシピ)と呼ばれるスクリプトによってさまざまなカスタマイズ可能になっています。

Recipeはあらかじめ主要なサービス連携について用意されているため、ActRecipeのユーザーは、あらかじめ用意されたレシピを利用することで、すぐにActRecipeによるサービス連携によるメリットを得ることができるようになっています。

銀行APIなどとの連携が可能な「Freeプラン」を提供

このActRecipeが、銀行APIとGoogleスプレッドシートなどを連携するレシピを無料で利用可能な「Freeプラン」の提供を発表しました

Freeプランはまずベータ版として提供される予定ですが、正式版になったあとも引き続き、期限の区切りなく無料で利用可能の予定です。

Freeプランで利用できるのは、「GMOあおぞらネット銀行」「三菱UFJ銀行」「ジャパンネット銀行」の3行の銀行API(いずれも法人口座の対応)。

これらの銀行APIから得た入出金情報をGoogleスプレッドシートへ自動的に転記する機能などが提供されます。

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Googleスプレッドシートに転記された入出金情報を基に、例えばDeNAの「Coopel」のようなクラウド型RPA(Robotic Process Automation)を利用すると、月額数千円程度と非常に安価で財務会計システムに仕訳と転記などを実行、銀行APIとのデータ連携がすべてクラウド上で可能になります。

無料プランでは、請求書の発行や受取りおよび明細管理などをクラウドで行う「BtoBプラットフォーム請求書」とGoogleスプレッドシートとのデータ連携も可能にしています。

またGMOあおぞらネット銀行のAPIでは、請求書処理をAIが自動化する「sweeep」との連携が可能です。これにより請求書の回収、仕分け、保管、そして銀行API経由での振り込みまで自動化や効率化が実現できるでしょう。

Freeプラン提供はiPaaS分野のフリーミアム戦略

各銀行とも、銀行APIへのアクセスを無料で提供しているわけではありません。それはActRecipe経由でのアクセスでも同様であり、一般的にはActRecipeの利用料金の一部に含まれるはずです。FreeプランではそのコストはActRecipe側の持ち出しになります。

なぜActRecipeは、銀行APIへのアクセスなどを無料で提供するのでしょうか。

ActRecipeを提供するアスタリスト株式会社の代表取締役CEO 池上大介氏は「Freeプラン」提供は一種のフリーミアム戦略だとしています。

「エンタープライズ向けのiPaaS分野でトップシェアを取りたい、Freeプラン提供の目的はまずそこにあります。無償で提供しておいて、あとから有償にすることは考えていません」(池上氏)。

加えて、まだ認知度の高くないiPaaSの便利さ、銀行APIの便利さを企業に体験してもらいたいこともあると池上氏。これは銀行APIを提供している銀行側も同じで、今回のFreeプランの取り組みには3行からの賛同も得ているとしています。

ActRecipeと連携するSaaSについても今後さらに増えていくことが計画されており、引き続き「ご賛同いただけるSaaS事業者を募集しております」(池上氏)とのこと。

マネタイズに関しては、Freeプランを入り口に、より高度なサービス連携をActRecipeで実現することを希望されたお客様に対する上位プランの提供や、個別のシステム対応などの提供などを含む今後の展開で考えているとしました。

ActRecipeのFreeプランは3月1日から提供開始です。それに先立ち、2月1日からメールアドレスによる事前登録が始まっています。興味のある方はぜひ下記のページをご覧ください。

≫ActRecipe Freeプラン(β)事前登録ページへ

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下記は、ActRecipeの銀行 APIやキャッシュレスサービス連携を紹介した動画です。

(本記事はアスタリスト株式会社提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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