Kubernetesを用いてハイパーコンバージドインフラを実現する「Harvester」、Rancher Labsがオープンソースで公開

2020年12月22日

Rancher Labsは、Kubernetesを用いてハイパーコンバージドインフラを実現するソフトウェア「Rancher Harvester」をオープンソースで公開したことを明らかにしました

ハイパーコンバージドインフラとは、ストレージを内蔵した複数台のサーバを高速なネットワークで束ねてクラスタ構成にし、スケーラブルな仮想化基盤を実現するシステムのことです。NutanixやVMwareなどの製品がよく知られています。

一般にハイパーコンバージドインフラは、クラスタを構成する各サーバに仮想化ハイパーバイザとストレージ仮想化ソフトウェアを搭載しています。

このソフトウェアによって、サーバを追加していくだけで仮想マシンの数を増やすことができ、仮想ストレージの容量や性能を向上させていくことができるスケーラブルな仕組みが実現されるわけです。

Harveterはこのハイパーコンバージドインフラを、コンテナのクラスタ基盤となる「Kubernetes」と分散ストレージを実現する「Longhorn」、そしてKubernetesからコンテナと同様に仮想マシンを管理できるようにする「KubeVirt」などを用いて実現します。

参考:コンテナとマイクロサービスを基盤とした分散ブロックストレージ「Longhorn」をRancher Labsが発表

これにより、ハイパーコンバージドインフラとしての仮想化基盤と同じように、サーバを追加していくだけで仮想マシンの数を増やすことができ、ストレージの容量や性能も向上するスケーラブルな仮想化基盤が出来上がるのです。

現時点でまだバージョン0.1.0で、今後ライブマイグレーションサポート、PXEブートのサポート、仮想マシンのバックアップ/リストア、ゼロダウンタイムリストアなどの実装を進めていくと説明されています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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