MongoDB、マルチドキュメントの操作に対応したACIDトランザクションをサポートと発表。今年夏に登場予定のMongoDB 4.0で。性能劣化はないと

2018年2月22日


MongoDBは、今年の夏に登場予定のMongoDBでマルチドキュメントに対応したACIDトランザクション機能をサポートすると発表しました

MongoDB 4.0

複数ドキュメントに対する操作をコミット/ロールバック可能に

今回実現するマルチドキュメント対応のACIDトランザクションとは、「start_transaction」によりトランザクションの開始を宣言したあとで、複数のドキュメントに対する操作を行い、そのいずれかが失敗したときにはロールバックしてすべてのドキュメントをトランザクション開始前の状態に戻す、というもの。

ドキュメントに対する操作がすべて成功し、「commit_transaction」でトランザクションのコミットが宣言された場合、その状態が確定されます。

同社共同創業者兼CTOのEliot Horowitz氏は、こうしたACIDトランザクションの実装による性能劣化はないと説明しています

MongoDB 4.0で登場するトランザクション機能の解説

このトランザクション処理は単一ノードだけでなく、複数のノードから構成される単一のレプリカセットに対しても有効です。

MongoDBのレプリカセットは基本的に3台以上のノードから構成され、高可用性やシャーディングによる分散処理などが可能になっているため、本番用のシステムでMongoDBを稼働させる場合には欠かせない機能と言っていいでしょう。

MongoDB 4.0で、レプリカセットに対応したマルチドキュメント対応のトランザクション操作が可能になることは、MongoDBを用いたアプリケーション開発をこれまでより信頼性が高く容易なものにすることが期待されます。

WiredTigerストレージエンジンを基盤に3年がかりで実現

ACIDトランザクションの導入は、2014年12月に買収したストレージエンジンのWiredTigerを技術的基盤とし、そのうえで開発が進んでいったと説明されています。

The imminent arrival of transactions is the culmination of a multi-year engineering effort, beginning over 3 years ago with the integration of the WiredTiger storage engine. We’ve laid the groundwork in almost every part of the server – from the storage layer itself, to the replication consensus protocol, to the sharding architecture.

もうすぐ実現するトランザクション機能は数年に及ぶ技術的な努力の結晶であり、3年前にWiredTigerストレージエンジンを統合したところから始まった。私たちはMongoDBサーバのあらゆる機能、ストレージエンジン自身やレプリケーションコンセンサスプロトコルからシャーディングアーキテクチャまでを見直してきたのだ。

MogoDB 4.0ではマルチドキュメント対応のACIDトランザクションに加え、グローバルロジカルクロック、クラスタのメタデータ管理のリファクタリングなど、多くの改良が行われているとのこと。

MongoDB 4.0のリリースは今年の夏を予定。現在、ベータ版の申し込みを受け付けているところです

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