Google、クラウドでのGPUの利用価格が半額になる「プリエンプティブGPU」発表。ただし、いつシャットダウンするかGoogleが決めることも

2018年1月9日


Googleは、Google CloudでGPUが半額で利用可能になる「プリエンティブGPU」(Preemptible GPUs)を発表しました。ベータ版として提供されます。

Google Cloud Platform Blog: Introducing Preemptible GPUs: 50% Off

Googleは2015年に、通常のインスタンスよりも料金が大幅に安くなる「プリエンプティブ仮想マシン」を正式にリリースしています。今回のプリエンプティブGPUは、そのプリエンプティブ仮想マシンにアタッチされたGPUの利用料金が安くなる、というものです。

(新野注:英語での名称はPreemptible VM、つまり「プリエンティブVM」なのですが、Googleは日本語の公式名称としてこれを「プリエンプティブ仮想マシン」としています。そのため、本記事中でもPreemptibleを「プリエンプティブ」としています)

Google Cloud側の都合でシャットダウンされる可能性がある

プリエンティブ仮想マシンは安価に利用できる代わりに、Google Cloud側によっていつでも自動的に終了させられる可能性があり、最大24時間で自動的にインスタンスが終了します。また、メンテナンス時にライブマイグレーションされず自動再起動もされないため、SLAの対象外になっている、といった制限があります。

つまりプリエンプティブ仮想マシンとは、Google Cloud側でいつでも調整可能なコンピューティングリソースとして使われる可能性がある代わりに、安く提供されているという位置づけなのです。

今回発表されたプリエンプティブGPUは、このプリエンプティブ仮想マシンにアタッチされたGPUであり、位置づけとしては同様にGoogle Cloudがいつでも調整可能なリソースになります。

そのため、プリエンプティブGPUと通常のGPUサービスとの違いは2つある、と説明されています。

Resources attached to Preemptible VMs are the same as equivalent on-demand resources with two key differences: Compute Engine may shut them down after providing you a 30-second warning, and you can use them for a maximum of 24 hours.

プリエンプティブ仮想マシンにアタッチされているリソースはオンデマンドなリソースと同様であるが、2つだけ大事な違いがある。30秒前の通知によってシャットダウンされることがあり、最大利用時間が24時間である、ということだ。

プリエンプティブGPUの価格は、NVIDIA K80が1時間あたり通常価格0.45ドルなのに対し、プリエンプティブGPUでは0.22ドルで、NVIDIA P100が1時間あたり通常価格1.46ドルに対し、プリエンプティブGPUでは0.73ドルとなっています。

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