Google Kubernetes Engine 1.10が正式リリース。ゾーンに分散したストレージのレプリケーション、マルチマスターを3つのゾーンに分散して高可用性を実現

2018年5月22日

Googleは、クラウド上でKubernetesをマネージドサービスとして提供する「Google Kubernetes Engine」の最新バージョンとなる「Google Kubernetes Engine 1.10」(以下、GKE 1.10)の正式リリースを発表しました

GKE 1.10では主に以下の3つの機能を提供することで、企業の本番環境での用途に耐えうるよう、可用性の向上などを実現しています。

  • 共有VPCのサポート
  • リージョン内のストレージ間レプリケーション、マルチマスター対応
  • ノードの自動修復

主な機能の詳細を見ていきます。

共有VPCのサポート
VPC(仮想プライベートクラウド)を複数の組織で共有することが可能になります。下記はVPCを2つのチーム(DevOps1とDevOps2)が共有しており、それぞれのチームはVPC内のサブネットで区切られています。このVPCは2つのチームの上位組織がホストしており、上位組織がまとめて管理できるようになっています。

fig2

Regional Persistent Disk(リージョナルパーシステントディスク)
リージョナルパーシステントディスクは、リージョン内の2つのゾーンにそれぞれ配置されたネットワークストレージです。ゾーンをまたいで同期レプリケーションが実行されているため、万が一どちらかのストレージが障害などで使えなくなったとしても、別のゾーンのストレージに切り替えて使うことができるため、可用性の向上につながります。

Regional Clusters, node auto-repair(リージョナルクラスタと自動ノード修復)
リージョナルクラスタは、Kubernetesのコントロールプレーンをリージョン内の3つのゾーンそれぞれに分散配置することで、高可用性を実現すると同時に、Kubernetesのマスターをアップグレードする際にもダウンタイムゼロで行える利点を提供します。また、ノードの自動修復機能も正式リリースされました。

fig2

カスタムメトリクスによるPodのオートスケーリング
GKE 1.10では、ホリゾンタルポッドオートスケーラーがベータ版として、Pods、Object、Externalの3つのカスタムメトリクスに対応するようになります。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly


関連タグ Google Cloud / Kubernetes / クラウド / Google



タグクラウド(β版)

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準
アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed


最新記事10本