AWSの各種サービスやSDKのドキュメントがオープンソースとしてGitHubに公開。誰でもコントリビュートや再利用が可能に

2018年3月15日

Amazon Web Services(AWS)は、同社がWebサイトで公開している各種サービスやSDKに関するドキュメントをオープンソースとしてGitHubで公開したことを発表しました

Amazon Web Services - DocumentationGitHubに公開されたAWSのドキュメント

Today we are adding over 138 additional developer and user guides to the organization, and we are looking forward to receiving your requests. You can fix bugs, improve code samples (or submit new ones), add detail, and rewrite sentences and paragraphs in the interest of accuracy or clarity.

今日、私たちは138以上のデベロッパーガイドとユーザーガイドを追加し、みなさんの要望を心待ちにしています。バグの修正やコードサンプルの改善(もしくは新規追加)、詳細の補足や、より正確さや明快さを与えるためのセンテンスやパラグラフの書き換えなどができるようになっています。
AWS Documentation is Now Open Source and on GitHub | AWS News Blog」から

コントリビュータのための「Code of Conduct」(行動規範)や「Contributing Guidelines」も公開されています。

3月14日の時点でGitHubに公開されたのは英語版のドキュメントだけが対象のようです。英語のドキュメントがオリジナルで、ほかの言語は翻訳版という位置づけなのかもしれません。

GitHubボタンが英語版ドキュメントの上部に設置

オープンソース化に伴い、英語のドキュメントの上部には新しくGitHubのオクトキャットのシルエットのボタンがPDFの左隣に設置されました。

AWS Document on GitHub fig1

このGitHubのボタンをクリックすると、GitHub上の同じドキュメントが開きます。

AWS Document on GitHub fig2

右上のペンのボタンをクリックすると、Markdown形式のソースコードが表示され、変更の提案が可能です。

AWS Document on GitHub fig3

GitHub上に公開されたいくつかのドキュメントを見たところ、ライセンスはクリエイティブコモンズの「表示 - 継承 4.0 国際 (CC BY-SA 4.0)」になっていました。これはどのようなメディアやフォーマットでも資料を複製したり再配布でき、営利目的を含めてどのような目的でも資料をリミックスしたり、改変したり、別の作品のベースにしたりできるとされています。

ただし大規模な改変には「Contributor License Agreement」へのサインアップを求めると、Code of Conductには記載されています。

Tags: AWS クラウド

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Junichi Niino(jniino)
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