IBM Cloudのベアメタルサーバ、インテルのデータセンター向け「Optane SSD」を利用可能に。3D XPoint採用のSSD
IBMは、IBM Cloudのベアメタルサーバでインテルのデータセンター向けSSD「Optane SSD DC P4800X」が8月から利用可能になると発表しました。
Optane SSDは、インテルとマイクロンが共同開発した新しい不揮発性メモリ「3D XPoint」を採用したSSDです。従来のSSDと同様に高速なSSDとして利用できるだけでなく、ストレージキャッシュやメインメモリの拡張としても使えるように設計されています。

ただし今回のIBM Cloudのベアメタルサーバでは、Optane SSDはSSDもしくはストレージのキャッシュとしてのみ利用可能で、メインメモリの拡張としての利用は対応時期未定となっています。
IBM CloudでOptane SSDが使えるベアメタル上のOSは、Windows Server 2016/R2、VMware ESXi 5.5/6.0、Red hat Enterprise Linux 6.7/6.8/7.0/7.1/7.2/7.3など。
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