Kubernetesとは何かを分かりやすく紹介する「よい子のためのKubernetes絵本」動画が公開

2016年6月15日

「Kubernetesってなあに?」と娘に聞かれたお父さん。「Kuberenetsは、Dockerコンテナ群をオーケストレーションするためのオープンソースのシステムだよ」と答えたお父さんが作ったのが、この絵本です。


Dockerコンテナの普及とともに、コンテナをクラスタ化した際の運用管理ツールの重要性も高まってきています。Kubernetesはそうした運用管理ツールの1つです。

しかしKubernetesの仕組みと機能はやや複雑です。そこで、分かりやすくKubernetesを紹介しようと、KubernetesをベースにしたPaaS基盤ソフトウェアを開発しているDeis,Incが公開した動画が「The Illustrated Children's Guide to Kubernetes」(よい子のためのKubernetes絵本)です。

もちろん題名はある種のジョークで、中身はきちんとKubernetesの説明になっています。そのさわりを少し紹介しましょう。

The Illustrated Children's Guide to Kubernetes

物語は、女の子がお父さんに「Kubernetesってなあに?」と尋ねたことから始まります。

よい子のためのKubernetes絵本 fig1

お父さんはこう答えました「Kuberenetsは、Dockerコンテナ群をオーケストレーションするためのオープンソースのシステムだよ。ノード群のスケジューリング、ワークロードの動的管理、ユーザーが定義した状態の共有と管理などをLabelやPodといった概念によって論理的なグループを構成することで、管理や発見を容易に実現しているんだ」

女の子はお父さんにこう言います。「え?」

そこで作られたのが「よい子のためのKubernetes絵本」です。

よい子のためのKubernetes絵本 fig2

主人公はキリンのPhippy。

よい子のためのKubernetes絵本 fig3

彼女は単体のPHPアプリでした。ある日、親切なクジラと海で会い、快適なコンテナをもらって収まります。

やがて彼女はキャプテンKubeが率いる大型船に乗せてもらい、そのときに名札を受け取ります。

よい子のためのKubernetes絵本 fig4

こうして物語は進んでいくのですが技術解説ページも含まれていますので、きちんと理解したい人にもお勧めです。約8分程度なので、息抜きのときにでもぜひ。


参考

PhippyやCaptain KubeなどのキャラクターがCreative Commonsで公開されました。

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Junichi Niino(jniino)
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