[速報]Google、「Managed Virtual Machines」発表。Google App Engine内で仮想マシンを管理

2014年3月26日

Google App EngineのようなPaaSは、運用の手間をかけることなくスケーラブルな環境を利用できる一方で、PaaSが提供する言語や環境という制約を受け入れる必要があります。一方で、自由にOSやプログラミング言語、実行系を選択できるIaaSでは、スケーラブルなアーキテクチャを開発者が構築、運用する必要があります。

PaaSによるマネージドな環境とIaaSの柔軟性を両立させようというのが、Googleが3月25日(日本時間3月26日早朝)に開催したイベント「Google Cloud Platform Live」で発表した「Managed Virtual Machines」です。

fig

これはGoogle App Engineの環境の下で仮想マシンを走らせることにより、仮想マシンの面倒をApp Engineが見てくれるというもの。仮想マシンの構成は開発者が自由に行えます。

fig

App Engineが仮想マシンの面倒も見てくれる

利用するにはApp Engineの設定ファイルにManaged Virtual Machineを有効にするための設定を記入します。VMタグをTrueにし、マシンタイプやインストールするアプリケーションをapt get installコマンドで指定すること、通信ポート番号、インスタンス数などが記述されています。

fig

これでApp Engineは仮想サーバをデプロイし、モニタリング、ロードバランス、障害発生などにも対応してくれるようになります。

fig

既存のApp Engineのアーキテクチャ内でManaged Virtual Machinesも運用されています。

Google Cloud Platform Live 2014

Tags: クラウド Google Google App Engine PaaS

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本