IBM、「SmarterCloud」でPHPの開発環境を提供開始。ZendのPHP Server

2013年8月23日

IBMは、同社が提供するPaaS型クラウドサービス「IBM SmarterCloud Application Services」で、PHPの開発環境を本日8月22日より提供開始すると発表しました。

PHPの開発環境として利用されるのはZendのPHP Server。これをクラウド上で「Zend Server V6 Apprication Pattern for PHP」という仮想アプリケーション・パターン として提供します。

Zend PHP Serverを利用したあらかじめ構成されたPHP開発および実行環境を容易に準備でき、Webサービスやモバイルサービスの開発を行うアプリケーション開発者は、開発期間の短縮やライフサイクル管理が効率化し、アプリケーション開発の業務に注力できるようになります。
(プレスリリースより引用)

ミドルウェア構成をパターンとして記述できる

SmarterCloud Application Servicesは、IBMのIaaS型クラウドサービスであるSmarterCloud Enterpriseの上位レイヤとして提供されます。Smarter Cloud Enterpriseの利用者には追加契約をすることなく、すぐに利用を開始できます。

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PHPの環境を構成する「仮想アプリケーション・パターン」は、ミドルウェアの構成だけでなく、ミドルウェアで実行されるアプリケーションもカプセル化できるため、開発されたアプリケーションもパターン化して、同社のクラウドやPureSystemsのような統合システムへも簡単にデプロイできるようになっています。

同社はこうしたパターン機能やRational Team Concertなどのアジャイル開発に対応した開発環境などをクラウドや統合システム上に提供することで、いわゆるDevOps的な迅速な開発と運用の展開や協力を可能にするプラットフォームをクラウドからオンプレミスまで幅広く提供しようとしています。今回のPHP環境の提供もそうした戦略を強化する要素の1つといえるでしょう。

Tags: クラウド IBM PaaS PHP

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