国内におけるパブリッククラウド市場規模、2017年には昨年の3.6倍にあたる3376億円へ。IDCジャパン

2013年10月25日

今年2013年の日本国内におけるパブリッククラウド市場規模は、前年比39.4%増の1321億に。そして4年後の2017年には2012年の3.6倍にあたる3376億円になると調査会社のIDCジャパンが発表しました。

同社が公開したパブリッククラウド市場規模のグラフによると、IaaS、PaaS、SaaSのうち、2013年の時点でもっとも市場規模が大きいのはSaaS、次いでIaaSとなっています。

fig

2017年度においてもIaaS、PaaS、SaaSの市場規模の順位は変わっていませんが、PaaSの成長が大きく、3種類の市場規模の違いはかなり縮小する見通しとなっています。

IDC Japan ITサービス リサーチマネージャーの松本聡は、クラウドベンダーの競争力としてパートナーのエコシステムの重要性が増していると次のようにコメントしています。

「国内クラウド市場ではパートナーエコシステムが、ベンダーの競争力に与える影響力が高まっている。ベンダーはパートナーエコシステムを活性化するために、多様な施策を実施する必要がある」

これまでのパブリッククラウド市場は迅速性や拡張性、コストの最適化がユーザーにアピールし、成長要因となっていましが、現在はこれらに加えてパートナーエコシステムによる機能やサービスが利用者にアピールする付加価値となっているとのことです。

Tags: クラウド 業界動向

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本