さくらインターネットの石狩データセンターが始動、「日本のITコストを世界標準へ 」
さくらインターネットは北海道石狩市に設立した石狩データセンターの開所式を行い、日本最大級のデータセンターが始動しました。開所式に先立つ記者会見で同社田中邦裕社長は「このデータセンターを通して日本のITを世界に通じるものにしたい」と述べ、外気冷却や新しい給電システムなどによる低コストなサービスの提供に自信を示しました。
石狩データセンター
「日本のデータセンターの費用はアメリカの倍だといわれていますが、このデータセンターはその4割から5割でできます。アメリカのような低コストのサービスを企業や個人が享受できる。このデータセンターを通して日本のITを世界に通じるものにしたい」(記者会見で田中社長)
石狩データセンターの今日の模様を写真を中心に紹介します。
石狩データセンター正門前。開所式の朝は雪。しかし昼頃には晴天に
受付前にはたくさんの花束が
記者会見場を前にやや緊張気味の田中社長
記者会見で石狩データセンターの説明を行う田中社長
実証実験中の高電圧直流給電システム外観。交流から高電圧直流を作り、そのままサーバラックへ給電する、非常に電源効率のいいシステム
高電圧直流給電システム内部開所式のテープカット、サーバルームの中
開所式のテープカット。左から、大成建設 副社長 多田博是氏、北海道知事 高橋はるみ氏、さくらインターネット 田中邦裕社長、石狩市長 田岡克介氏
点灯式を行った、石狩データセンター所長 宮下頼央氏
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