インフラ構成ツールのPulumiがTerraformのHCLに対応。Terraformからの移行を容易に
クラウドをはじめとするITインフラの構成をコードで定義する、いわゆるInfrastructure as Codeツール「Pulumi」が、Terraformなどで使われているHCL(HashiCorp Configuration Language)をサポートすることが先月(2025年12月)発表されました。
PulumiがHCLに対応
PulumiはTypeScriptやPython、Go、Java、.NET、YAMLといった一般的なプログラミング言語を使ってインフラの構成コードを記述できることを特徴としており、これにHCLが加わったことになります。
Pulumiはまた、Terraformをさまざまなクラウドに対応させるプロバイダにも対応するとしています。
PulumiはこれらのTerraform互換機能によって、TerraformからPulumiへの移行を容易にすることを目指しています。
Pulumi Cloud now supports Terraform and OpenTofu workflows, and Pulumi IaC will speak HCL alongside general-purpose languages. Teams can evolve existing IaC without rewrites or language lock-in, and Pulumi usage can align with expiring HashiCorp credits.https://t.co/psYrhkT9X1
— Pulumi (@PulumiCorp) December 19, 2025
Pulumi CloudがTerraformとOpenTofuをサポート
Pulumiはまた、同社が提供するインフラ構成サービスのPulumi CloudにおいてTerraformとOpenTofuのサポートも発表しています。これにより既存のTerraformのユーザーはPulumiへ移行することなく、そのままPulumi Cloudへ移行することも可能になっています。
こうしたPulumiの積極的なTerraform互換戦略は、Terrafromを提供するHashiCorpが2023年に全製品のライセンスを商用利用に制限があるBSLライセンスに変更したこと、そしてその後IBMに買収されたことなどに関して不満を持っていることが背景にあると考えられます。
Pulumiは当初からオープンソースとして開発され、現在もオープンソースであることを維持しています。
現時点でもインフラ構成ツール市場においてTerraformは大きなシェアを保っていますが、Pulumiによる今回の互換路線がどのように影響するのか注目されます。
あわせて読みたい
jQuery 4.0正式版が公開。10年振りのメジャーバージョンアップ。IE10以前がサポート外、XSS防止など
≪前の記事
通信キャリアにおけるクラウドネイティブは導入から成熟へ。今後は「ネットワークAPI」に期待。ドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天などが議論。CNTOM 2025[PR]
