AIエージェントがPostgreSQL対応の優れたコードを書けるようになるAgent Skill「Postgres Best Practices」、Supabaseが公開

2026年1月26日

PostgreSQLをベースにしたBaaS(Backend as a Service)の「Supabase」を開発し提供しているSupabase社は、AIエージェントがPostgreSQLに対応した優れたコードを書けるようになるAgent Skill「Postgres Best Practices」を公開しました。

Agent Skillとは

Agent Skillは、AIエージェントにタスクの手順や知識を組み込むことができる業界標準の仕組みです。

Agent Skillを構成するファイル(もしくはファイル群)の中にさまざまな指示や関連情報を書き込んでおくと、AIエージェントがそれを読み込んだ上で、その指示や情報を基にして外部ツールの操作や画像、スライド、コードなどのさまざまなコンテンツの生成を行ってくれます。

Postgres Best Practicesに組み込まれたスキル

今回Supabaseは、AIエージェントがPostgreSQLに対応した優れたコードを書けるように、以下の情報と優先順位をAgent Skillに組み込んだと説明されています。

クエリパフォーマンス
(重要度:Critical)
効率的なクエリを書き、テーブル全体のスキャンを避けるためのルール

接続管理
(重要度:Critical)
コネクションプーリング、クライアントライフサイクル、リソース制限について

セキュリティとRLS(Row Level Security)
(重要度:Critical)
行レベルのセキュリティポリシーとアクセスコントロールのパターン

スキーマ設計
(重要度:High)
テーブル構造、データ型、正規化に関する決定方法

並列処理とロック
(重要度:Midium-Hight)
トランザクション分離、デッドロックの防止、ロック管理

データアクセスパターン
(重要度:Medium)
ページネーション、バルク操作、クエリ設計

モニタリングと診断
(重要度:Low-Medium)
クエリ分析、パフォーマンストラッキング、デバッグ

高度な機能
(重要度:Low)
CTE(Common table Expressions:共通テーブル式)、ウィンドウ関数、拡張機能などのPostgres固有の機能について

過去のミスを繰り返さないためのスキル

Supabaseはこれまでに以下のようなミスを何度も繰り返してきたとし、今回のAgent Skillファイルである「Postgres Best Practices」には、こうしたミスを起こさないための知識が組み込まれていると説明しています。

  • 外部キーにインデックスを付け忘れる
  • 誤ってRLS(Row Level Security)をバイパスするクエリを実行してしまう
  • 本番環境での移行時にテーブルロックをしてしまう
  • クライアントを十分に管理できていないためにコネクションプーリングを使い果たしてしまう
  • ORMに隠蔽されたままテーブルスキャンを実行してしまう

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Junichi Niino(jniino)
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