企業内コラボレーションのTwitter化

2010年6月21日

いままで企業内のコラボレーションといえば、メッセージング、スケジュール管理、電子掲示板、ドキュメント共有といった機能を備えるグループウェアが主役でした。しかし、いまそれが大きく変わろうとしています。

いま開発中の企業内コラボレーションツールの多くが、TwitterやFacebookのように、つぶやきとタイムラインを中心としたマイクロブログ的なユーザーインターフェイスを備えているのです。画面を並べてみましょう。

いま開発中の企業内コラボレーションツールを並べてみる

Twitterライクな企業内コラボレーションツールの火付け役となったともいえるのが、セールスフォース・ドットコムの「Salesforce Chatter」。現在β公開中で、今月中には一般リリース予定(参考:セールスフォースが新しいビジョン「Cloud2」を披露。「Chatter」によるソーシャルとモバイル機能をデモ(後編))。

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IBMが開発中と伝えられている「Project Vulcan」も、Twitterのようにタイムライン中心(参考:IBMは企業向けのTwitter開発中、ソーシャルと業務を結びつける「Project Vulcan」)。

fig Ed Brill氏のエントリ「Lotusphere 2010: IBM Project Vulcan」から

マイクロソフトも「Office Talk」を開発しており、社内で運用中(参考:企業向けマイクロブログ、マイクロソフトも「OfficeTalk」開発で社内テスト実施中)。

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シスコも「Cisco Quad」でマイクロブログによるコラボレーション市場に参入したのは先週お伝えしたばかり(参考:シスコからもマイクロブログの企業内コラボレーションツール登場、Cisco Quad)。

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そしてSAPが開発中のSalesOnDemand(参考:動き出すSAPのクラウド戦略。セールスフォース対抗の「SalesOnDemand」も明らかに)。

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これはコンシューマライゼーションの始まりに過ぎない

これがいま起きている、TwitterやFacebookといった一般消費者向けのソフトウェアがエンタープライズソフトウェアに影響を与える「コンシューマライゼーション」の大きな波の1つです。そしてこの波は、例えばモバイルデバイスに、例えばNoSQLに、例えばアプリケーションのHTML5化に、そして人々の働き方に、これからも次々と影響を与えていくことになるでしょう。

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タグ : Twitter , 働き方



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