業務システムで「この帳票と同じデザインのPDFを用意してください」を簡単に実現、ExcelでPDF帳票のデザインができる「AS-Report 12」[PR]

2025年9月16日

業務システムから請求書や見積書のような帳票をPDF形式などで出力する場合、見本の帳票に合わせてコードを書いてプレビューをして、修正点を見つけてコードを直しまたプレビューをして、またコードを直して、という試行錯誤を何度も繰り返した経験のあるITエンジニアは多いと思います。

しかも帳票は何種類もある上に、業務システムの運用が始まった後も追加や変更がほぼ間違いなく発生することを考えると、業務システムのコードをいちいち書き換えての帳票対応は時間も手間もコストもかかる手段だといえます。

であれば、帳票のレイアウトの追加や変更は、その要件が発生する現場のユーザー自身が手軽に行えることが最も望ましいでしょう。

それは例えば厚生労働省が進める自治体向けの「健康管理システム等標準化」のシステム要件として帳票の追加削除やレイアウトの変更がユーザー操作でできること、となっていることからも明らかです(厚労省「健康管理システム標準仕様書 【第3.0版】」 (PDF)p38から)。

Excelで作った帳票デザインを忠実にPDFへ変換

ユーザー自身が帳票のレイアウトを手軽に行う方法をどのように実現すべきでしょうか?

それを解決するのがアドバンスソフトウェアが提供するソフトウェア「AS-Report 12」です。

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AS-Report 12は、Excelシートのデザインをそのまま忠実に、業務システムからの値を埋め込んだPDFやさまざまな帳票を生成してくれるソフトウェアです。.NETアプリケーションでライブラリとして利用します。

ユーザーは普段使い慣れたExcelを使って帳票を簡単にデザインできます。あるいは既存のExcelシートを簡単に帳票のテンプレートにできます。新たに帳票デザインツールをインストールしたりデザインツールの使い方を学んだりする必要はありません。

帳票デザインの変更時も業務システムのコードを書き換える必要はなく、Excelファイルを差し替えるだけで済みます。システム稼働後の手間も大幅に削減されるでしょう。

Excelのデザインを忠実に帳票化、連続帳票などにも対応

例えばExcelで次のようにデザインを作成したとしましょう。

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するとAS-Report 12を用いた業務システムはこのExcelシートを読み込んだ上で、指定された場所に値を埋め込んだ帳票を忠実に生成し出力します。下記はWebブラウザで動作するWebビューアにその帳票をプレビューしたところです。

プレビューはAS-Reportによって生成されたSVGデータが表示されるため、ブラウザに依存せず正確なプレビューが行えます。

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帳票に業務システム上で値を埋め込む方法は以下のように複数種類用意されています。いずれも簡単にプログラミングできる方法です。

  • プログラムでExcelシート上の「A1」などのセルへの参照形式を指定する方法
  • (2,4)などの座標を指定する方法
  • Excelシート上でセル名を設定し、プログラムからセル名を指定して書き込む方法
  • セルにAS-Report独自の識別子「**」を先頭文字列として「**Var」などの変数名を書き込み、その変数名に対してプログラム中で代入することで書き込む方法

また、単票はもちろん、明細部が可変となるような複数レコードを持つ帳票や連続帳票にも対応します。データの件数によって自動的に行数が増減するように簡単に実装可能です。

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AS-Report 12はPDFだけでなく、Excel形式のファイル出力も可能です。

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Excelの修飾機能のほとんどに対応、バーコードの生成も

AS-Report 12ではExcelシートで設定したセルの幅や高さ、表示形式、配置、文字のフォントや大きさ、文字色や背景色、スタイル、罫線、網掛け、テキストボックスやオブジェクト、オートシェイプ、画像、ページの余白、ヘッダーやフッターなど、Excelで一般的に使われるデザインや修飾機能のほとんどに対応しています(対応する Excel 修飾機能)。

さらに専用バーコードコンポーネントも付属しており、2次元バーコードのQR コード、PDF417、郵便カスタマバーコードなどAS-Report ひとつでさまざまなバーコード付き帳票の作成が可能です。

figバーコード付き帳票の例

実行時にExcelや他のライブラリなどに依存しない

AS-Report 12 ではデスクトップアプリケーション上でExcelを使用した拡張的な機能にも対応していますが、基本機能ではExcelは使用せず、インストールも不要です。

Excelファイルの読み取りから業務システム内での値の埋め込み、PDFファイルの作成、プレビューのレンダリングなど、AS-Report 12が他のライブラリやツールに依存することなく標準的な帳票作成に関する処理を行います。

しかもAS-Report 12のPDF ファイルの出力では、下記の機能に対応しています。

  • 文書のプロパティの設定
  • パスワードによる暗号化("AES 256 bit" まで)
  • 文書の制限の設定
  • 透過画像
  • フォントの埋め込み
  • 外字切り替え
  • IVS(異体字シーケンス)
  • 電子署名とタイムスタンプ
  • Excelグラフの反映

新機能としてPDFファイルにデジタル署名やタイムスタンプを付加する機能の追加と、Excelファイル上のグラフ情報を取得し、その場所にサードパーティ製のグラフコンポーネントを用いたグラフ表示を行うことも可能になりました。

さらにAS-Report 12では前バージョン(VB-Report 11)と比較して内部処理をさらに最適化し、PDFファイルの保存を行う処理が30%以上高速になりました(同社による500ページのPDFファイルの保存にかかるベンチマーク結果が22.02秒から16.05秒に短縮)。

大規模な帳票出力が求められる業務システムにおいても、AS-Report 12は十分な性能を発揮します。

こうしたさまざまな機能と性能をAS-Report 12が備えているのは、その前身であるVB-Reportシリーズを含めると本製品が25年に渡る歴史を持つためです。

この長期にわたって開発元であるアドバンスソフトウェアは、Excel関連のツールの開発と販売、サポートを続け、Excelファイルのフォーマットとそのデザインに関する詳細な知識とノウハウを備え、さらに独自のPDFエンジンなどを開発してきました。

そして今回、Java対応化したAS-Report for Javaのリリースに併せて、製品名が従来の「VB-Report」から「AS-Report」に改称されました。

Windows、Linux、クラウド環境にも対応

AS-Report 12の対応するフレームワークは.NET Framework 4.6.2/4.7/4.7.1/4.7.2/4.8/4.8.1そして.NET 6/8。開発言語はVisual Basic .NET、Visual C#に対応(Java対応版のAS-Report for Javaもあります)。

対応OSはWindows 10/11およびWindows Server 2016/2019/2022/2025。Linux OSのUbuntuとRed Hat Enterprise Linux 8.x/9.xにも対応します。

Microsoft Azure、Amazon Web Servicesにも対応するため、クラウド環境で実行される業務アプリケーションにおいても帳票を作成、配信できます。

AS-Report 12は多数のデモおよび無料の体験版も用意されています。ぜひ実際に手許の環境でお試しください。

製品情報 - AS-Report 12 | .NET 開発ツール | エクセル出力 | アドバンスソフトウェア株式会社

(本記事はアドバンスソフトウェア提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
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