オラクル、5年で44兆円のデータセンター超大型投資をOpenAIと合意。株価急騰でエリソン氏が初めて世界一の大富豪に
オラクルとOpenAIは、今後5年で3000億ドル(1ドル145円換算で43兆5000億円)という超大型のデータセンター投資を行うことで合意したと海外で報道されています。一部の報道ではOpenAIがこれを認めたとしています。
- Exclusive | Oracle, OpenAI Sign $300 Billion Cloud Deal - WSJ
- OpenAI and Oracle strike $300B cloud computing deal to power AI - SiliconANGLE
OpenAIとオラクル、ソフトバンクは今年(2025年)1月に、コードネーム「Project Stargate」と呼ばれる、4年間で5000億ドルを投資して世界中にAIのためのデータセンターを建設する計画を発表しています。
今回の3000億ドルのデータセンタ投資は、このProject Stargateの一部として実行されると見られます。
ラリー・エリソン氏が世界一の富豪に
オラクルは大きな成長市場であるクラウド市場においてAWSやマイクロソフト、Googleと比較して大きく出遅れていると見なされていました。
しかし今年(2025年)7月には2028年度から年間4兆5000億円の超大型案件を獲得したと発表し、そして今回OpenAIとの大型投資案件、そしてクラウド部門の売り上げ見通しを上方修正したことなど好材料が相次いだことで株価が1日で43%も急上昇しました。下記は9月16日時点での株価グラフです。

この株価上昇に伴い、同社創業者兼CTOのラリー・エリソン氏の資産は約14兆円以上増加して約17兆円となり、イーロン・マスク氏を抜いて同氏にとっては初めての世界一になったと報道されています。ただし翌日には株価変動により再びマスク氏が世界一を取り戻した模様です。
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