Visual Studio CodeがMarkdownのサポートを強化。ファイルのドロップでリンクを自動作成、見出しへの参照一覧など。Visual Studio Code 1.67(April 2022)

2022年5月10日

マイクロソフトはコードエディタVisual Studio Code(以下、VSCode)の最新版となるバージョン1.67(2022年4月)をリリースしました。

VSCode 1.67の新機能として、関連ファイルのネスト(入れ子)形式での表示、括弧(ブラケット)のペアに対してデフォルトでの着色、などがあります。

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Markdownへの対応強化、ドラッグ&ドロップで自動リンク挿入など

新機能の目玉はMarkdownへの対応強化でしょう。

VSCodeのエクスプローラやWebブラウザなどほかのアプリケーションから、シフトキーを押しながらエディター画面にファイルをドラッグ&ドロップすると、エディター画面内に自動的にMarkdown形式でファイル名を含むリンクが生成され、挿入されます。

このときファイルが画像ファイルだった場合、画像ファイル用のリンクが挿入されます。

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これまで主要なプログラミング言語のソースコードに対して有効だった「Find All References(すべての参照の検索)」機能が、Markdownに対しても使えるようになりました。

Find All Referencesは、例えばソースコード内である関数が定義されていた場合、ワークスペース内の全ファイルに対して検索を実行し、その関数を参照している全ての場所を一覧表示する機能です。リファクタリングやデバッグなどで関数のコードを触る場合に重宝します。

このFind All Referencesが、Markdownでの見出しや、同一ページ内でリンクを行う参照リンク、ファイル名、URLなどに対しても使えるようになりました。

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また、見出しの名称を変更したことで、その見出しへのリンクがすべて無効になってしまった、という事故を避けるために、見出しの変更を自動的にその見出しに対するリンクに対しても反映させる機能も追加されています。

同様に、参照リンク、ファイル名の変更に対しても、リンクが無効にならないようにリンクに対して自動的に変更を反映する機能が追加されています。

これらのMarkdownに対する機能強化によって、複数の相互に関連するMarkdownファイルのリンクを維持しつつ編集する作業が容易になったといえます。

これはある意味でプログラミング言語のソースコードに近いレベルでVSCodeがMarkdownファイル群を扱えるようになってきていると言っていいのかもしれません。

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