マイクロソフト製Java 11ディストリビューション「Microsoft Build of OpenJDK for Java 11 LTS」正式リリース。無償長期サポート、コンテナイメージの配布も

2021年5月27日

マイクロソフトは、これまでプレビューリリースとして公開してきた同社製Javaディストリビューション「Microsoft Build of OpenJDK for Java 11 LTS」の正式リリースを発表しましたマイクロソフト寺田氏による日本語訳)。

2017年9月に登場したJava 9以降、Javaは6カ月ごとに「フィーチャーリリース」と呼ばれるアップデートが行われ、バージョン番号が1つずつ増えています。現時点での最新バージョンは今年、2021年3月に登場した「Java 16」です

この半年ごとのバージョンアップのうち、3年ごとに長期サポート(LTS:Long Term Support)版がリリースされます。長期サポートとは、そのリリースから少なくとも3年間はセキュリティパッチやバグフィクスが提供されるというものです。

それ以外のバージョンは6カ月後に次のバージョンが登場した時点でサポートが終了します。そのため、業務システムなどの開発において、あるJavaのバージョンで固定して利用したい場合にはLTS版を利用すること求められます。

現時点で最新のLTS版は、2018年9月に登場した「Java 11」で、その3年後にあたる2021年9月、つまり今年の9月には、次のLTS版となる「Java 17」が登場予定です。

少なくとも2024年10月までJava 11 LTSのサポートを提供

今回正式にリリースされた「Microsoft Build of OpenJDK for Java 11 LTS」は、このLTS版であるJava 11に対応したマイクロソフト製のJavaディストリビューションです。無償で利用できます。

マイクロソフトはこの「Microsoft Build of OpenJDK for Java 11 LTS」に対してセキュリティパッチやバグフィクスなどのアップデートを無償で提供すると表明しており、サポートロードマップによるとその期間は少なくとも2024年10月まで継続されることになっています。

また、マイクロソフトは今年9月リリース予定のJava 17が登場し次第、「Microsoft Build of OpenJDK for Java 17 LTS」も提供するとしています。

今回、現時点でのJavaの最新バージョンとなるJava 16に対応した「Microsoft Build of OpenJDK for Java」のアーリーアクセス版もリリースされました。

Linux、macOS、Windows対応のバイナリとコンテナイメージも公開

Microsoft Build of OpenJDK for Java 11 LTSは、Linux x64、macOS x64、Windows x64にそれぞれ対応したバイナリが提供されています。Dockerイメージと、そのイメージ作成に使用したDockerfileの配布も行われています

ベースとなっているOSはUbuntu 20.04。(興味深いことに)Windowsベースのコンテナイメージは公開されていません。

Dockerイメージは「docker pull」コマンドで簡単に取り込めるため、簡単にコンテナ環境でJavaの利用を開始できるでしょう。

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Junichi Niino(jniino)
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