MacでProgressive Web Apps(PWA)を実現、Chrome 73安定版がリリース。主要プラットフォームすべてでPWAの実行環境が整う

2019年3月14日

GoogleはChrome 73安定版をリリースしました。Chrome 73ではmacOSでのWeb App Manifest対応などによるProgressive Web Apps(PWA)対応とダークモード対応、Signed HTTP Exchangesへの対応などの新機能が追加されています。

PWAの実行環境があらゆるところに行き渡った

PWAとは、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術によって開発されるWebアプリケーションの一種です。Webサーバから配信されて実行されるだけでなく、リソースをローカルに保存しオフラインでの実行にも対応。Service Workerによるバックグラウンド処理やプッシュ通知なども可能。デスクトップにWebアプリケーション単独のアイコンを登録し、ダブルクリックで実行可能なため、まるでネイティブアプリケーションのように振る舞うことができます。

すでにChrome 70でWindowsとLinuxにおけるPWA対応が行われており、今回のmacOSでのPWA対応で、まるでネイティブアプリのようにPWAアプリをmacOSにインストールし、ダブルクリックで起動できるようになりました。

これによって、Windows、Linux、macOSの主要デスクトップOSすべてでPWAの実行環境が整ったことになり、モバイル環境のiOSではiOS Safariが、AndroidではChrome for AndroidがすでにWeb App Manifestを含むPWAに対応しているため、PWAの実行環境は主要なプラットフォームに行き渡ったことになります。

fig1PWAとして作成したWebアプリケーションは、Chromeの「インストール」メニューで単独のアプリケーションとしてmacOSへインストールできるようになる。アイコンをダブルクリックすると、まるでネイティブアプリと同じようにPWAで作られたアプリケーションが単独で起動する

別のオリジンからのコンテンツも読み込み可能に

もうひとつの主な新機能であるSigned HTTP Exchangeとは、別のオリジンからのコンテンツも署名済みHTTPであれば読み込めるようになるというもの。

fig2

これによりCDNによる高速なコンテンツデリバリが容易になるとされています。

そのほかmacOSでのダークモード対応(Windowsも今後対応予定とのこと)など、Chrome 73の新機能は「New in Chrome 73」で参照できます。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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