Google Cloud、複数のファイバケーブルで物理的な損傷によるネットワーク障害。米東1リージョンで

2019年7月4日

Google Cloudの米東1リージョン(サウスカロライナ)で、太平洋標準時7月2日午前7時55分(日本時間7月2日午後11時55分)頃から断続的にネットワーク障害が発生。Google Cloud NetworkingとLoad Balancingに影響が出ています(Googleの報告1報告2)。

fig日本時間2019年7月4日午前0時時点のGoogle Cloud Status Dashboard。7月2日の発生からまだ障害が続いていることが示されている。見やすさのため一部を省略

報告によると、この障害の原因はファイバケーブルの物理的な破損にあるようです。

7月2日7時55分(太平洋標準時)における最初の報告で、米東1リージョンのすべてのゾーンにおいて外部との接続が失われたと説明されています。

The Cloud Networking service (Standard Tier) is experiencing external connectivity loss for all us-east1 zones and traffic between us-east1 and other regions has approximately 10% loss.

Cloud Networkingサービス(スタンダードティア)では、米東1のすべてのゾーンにおいて外部との接続が失われており、米東1と他のリージョンとの間のトラフィックでは約10%の損失があります。

約1時間後の8時50分、その原因が複数の独立したファイバーケーブルの接続に問題があることが説明されました。

The Cloud Networking service (Standard Tier) has lost multiple independent fiber links within us-east1 zone. Vendor has been notified and are currently investigating the issue. In order to restore service, we have reduced our network usage and prioritised customer workloads.

Cloud Networkingサービス(スタンダードティア)では、米東1のゾーン内の複数の独立したファイバーケーブルの接続が失われていました。業者はそれを認識し、サービス復旧のために問題の調査を続けています。現在ネットワークの利用を削減し、またお客様のワークロードに優先度付けをしています。

そして20分後の9時12分。この障害は解決されたといったん報告がありました

複数の独立したファイバーケーブルが損傷

しかしその1時間後の10時25分(太平洋標準時。日本時間7月3日午前2時25分)、ふたたび同じ原因で障害が発生します

We continue to experience an issue with Cloud Networking within us-east1. Issue is currently mitigated and we are working towards a resolution.

引き続き、米東1リージョンのCloud Networkingで障害が発生しています。問題は緩和しており、現在解決に向けて作業中です。

約4時間後の午後2時31分、複数のファイバーケーブルの物理的な損傷が原因だとの報告があります。

The disruptions with Google Cloud Networking and Load Balancing have been root caused to physical damage to multiple concurrent fiber bundles serving network paths in us-east1. We are electively rerouting some traffic to ensure that customers’ services will continue to operate reliably until the affected fiber paths are repaired. Some customers will observe elevated latency during this period.

Google Cloud NetworkingとLoad Balancingの障害は、米東1へのネットワーク経路を提供している複数のファイバーケーブル束の物理的な損傷が原因です。影響を受けるファイバケーブルの経路が修復されるまで、お客様のサービスが確実に動作し続けるように、一部のトラフィックを選択的に再ルーティングしています。一部のお客様では、この期間にレイテンシーの増加が見られます。

つまり先ほど報告されていた、米東1のゾーン内の複数の独立したファイバーケーブルが損傷していると見られます。複数の独立したケーブルが同時になぜ損傷したのか、その理由は説明されていません。下記のように完全復旧に時間がかかっており、もしかしたら非常に起こりにくいはずのことが起きているかもしれません。

7月2日午後4時5分(日本時間7月3日午前8時5分)時点の報告で、24時間以内に解決の見通しとのこと。

we expect a full resolution within the next 24 hours.

24時間以内に完全に解決される見通しです。

記事執筆時点(日本時間7月4日午前0時)ではまだ解決の報告はありません。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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