「日本で100のマルチテナントSaaS構築を」、AWSやCircleCIらが認証や決済、DevOps基盤などを提供するSaaS構築支援策を発表

2019年6月4日

ソフトウェア市場では、従来のパッケージソフトウェアビジネスから、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS型ビジネスへと変化が起きています。

その代表的な例が、マイクロソフトがパッケージソフトとしてのOfficeからサブスクリプション型のOffice 365へと移行を進め、アドビがPhotoshopやIllustratorなどのパッケージソフトからCreative Cloudへと移行を進めていることでしょう。

しかしパッケージソフトウェアをサービスとして提供し、サブスクリプションとして課金する仕組みを構築するのは容易ではありません。マイクロソフトやアドビといった大手企業ならまだしも、中堅中小の独立系ソフトウェアベンダ(ISV)やスタートアップであればなおさらです。

そうしたISVやスタートアップ向けにソフトウェアをサービスで提供する仕組み、いわゆる「SaaS」の構築を支援する「Go_SaaS 三種の神器」プログラムを、AWSジャパン、CirlceCI(サークルシーアイ)、Auth0(オースゼロ)、ストライプジャパンの4社が発表しました。

fig 左からAuth0株式会社カントリーマネージャー藤田純氏、CircleCI合同会社カントリーマネージャー森本健介氏、ストライプジャパン株式会社代表取締役ダニエル・ヘフェルナン氏、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社パートナーアライアンス統括本部テクノロジーパートナー本部本部長 阿部泰久氏

AWSはSaaSのインフラとなるクラウドサービスを提供し、CircleCIはサービスの開発を継続的かつ迅速に行う継続的インテグレーション/継続的デリバリ(CI/CD)の基盤を提供。

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Auth0はユーザー認証と認可機能を提供。ユーザーIDのセキュアな管理と、多要素認証やソーシャルメディアを用いたログインなどを簡単に実装できます。

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ストライプは定額課金や従量課金など、サービスやユーザーに適したさまざまな決済機能を提供。

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開発者はこれらを組み合わせることで、効率的にSaaSの開発を行えます。

ちなみに4社なのに「三種の神器」となっているのは、AWSはクラウドとして全体の基盤を提供しており、その上の3社のサービスが三種の神器にあたるためです。

7月にオンボードミーティングを開催

「Go_SaaS 三種の神器」プログラムは、まず7月にオンボードミーティングを開催

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以後、参加企業向けに無償セミナーなどを実施するとともに、各企業がコミュニティに加わることで継続的なセルフラーニング環境も作っていくとしています。

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こうしたプログラムの実施によって、日本で100のマルチテナントSaaS構築を2年で実現するのが目標とのことです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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