WebAuthnに対応したSafari Technology Preview 71、アップルがリリース

2018年12月11日

アップルはWebブラウザ「Safari」の開発版に相当する「Safari Technology Preview Release 71」をリリースしました

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Safari Technology Preview Release 71では、新しいmacOS MojaveのダークモードにあわせてWebサイトの配色を変更するようにCSSを設定できる「Dark Mode CSS」や、Webブラウザ上でアニメーションを実現する新しい標準である「Web Animations」などの新機能が実験的機能として追加されました。

またターゲットとなる要素がビューポートに表示されたかどうかなどを監視できる「Intersection Observer API」にも実験的に対応しました。

注目したいのはWeb Authentication(WebAuthn)にも実験的機能として対応したことです。CTAP2仕様のUSBデバイスに対応し、指紋認証などがWebブラウザで可能になります。

Mac本体の指紋認証対応はもう少し先か?

WebAuthnはユーザー名とパスワードを使ってWebサイトへログインする代わりに、Webブラウザで指紋認証や顔認証などの生体認証や、PINコードの入力などを行うことで本人認証を行い、パスワードを使わずにWebサイトへログイン可能にする技術です。

WebAuthnの大事なポイントは生体認証などをWebブラウザで実現するだけでなく、インターネットを通じてWebブラウザからサーバへ送られるのが公開鍵だけであるため、インターネット上にもサーバ上にも盗まれて困る情報が送られない、非常に安全な方法であるという点にあります。

すでにChromeやFirefox、EdgeなどSafari以外の主要なWebブラウザはWebAuthnに対応しており、Safariの対応が待たれていました。実験的対応としながらもTechnology Previewで機能追加したことで、次のバージョンの製品版Safariでの対応が期待されます。

ただ、現時点では前述したようにCTAP2仕様のUSBデバイスに対応するとのことなので、MacBook Proなどに内蔵されている指紋認証をそのまま利用できるようになるには、まだもう少し時間がかかるのかもしれません。

Safari Technology Preview 71はアップルのダウンロードページから入手可能。正式版のSafariと共存して利用できるとのことです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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