モバイルアプリケーションの開発に特化したCIツール「fastlane.ci」オープンソースで公開。fastlaneチームが開発

2018年4月10日

iOSやAndroidに対応したモバイルアプリケーションの開発にあたって、スクリーンキャプチャの取得やテスターへのベータ版の配布、App StoreやGoogle Playへの提出、アプリケーションへの署名などの作業を自動化してくれるのが、オープンソースで公開されているツール「fastlane」です。

このfastlaneの機能を生かし、継続的統合(CI:Continuous Integration)のためのワークフローを自動化してくれる新しいオープンソース「fastlane.ci」がアルファ版として公開されました。開発はfastlaneと同じチームが行っています。

fastlane.ci

これまでfastlaneを用いてGitHubに保存したコードを自動的にビルドし、テスターへデプロイするといったCIを実現するには、JenkinsやCircleCIなどを用いる必要がありました。

fastlane.ciは、fastlaneネイティブな形でCIを実現するツールとなります。

fastlane.ciのGitHubページのReadmeから、説明を引用します。

With this project, we don't just want to make using CI easier, we want to bring fastlane to the next level. While building fastlane.ci, we'll be introducing new features like visually previewing your Fastfile, automatically clearing old TestFlight testers from your account, getting notifications when your app gets approved, and more.

このプロジェクトでは、継続的統合を容易にするだけでなく、fastlaneを次のレベルへ進化させようともしています。fastlane.ciを開発するに当たり、fastfileのビジュアルプレビューや古くなったTestFlightテスターを自動的にクリアする機能、アプリがストアで承認されたら通知するといった新機能を導入しようとしています。

fastlane.ciの主な機能は次のようになっています。

  • fastlaneとのネイティブな統合:Fastlane.ciはあらかじめFastlaneと統合して動作するようになっている。
  • モバイルファースト/モバイル専用:現時点ではモバイルアプリケーションの開発にのみ対応した最高のCIシステムの開発にフォーカスしている
  • オープンソース:fastlaneと同様、fastlane.ciはオープンソースでありコミュニティドリブン。どちらもMITラインセンスを採用している
  • Gitファースト:コンフィグレーションファイルは100% Gitに保存される
  • コンフィグレーションファイルファースト:ヒューマンリーダブルかつ編集可能な、透過的なコンフィグレーションを採用
  • セルフホスティング:ユーザー自身でCIシステムをホストすることになる。必要に応じて自分でスケールさせる必要がある。
  • 既存環境に対応:コンフィグレーションとアーティファクツはすでに利用しているGitHubかGit系サービスに保存される
  • ビジュアルインターフェイス:fastlane.ciを利用することで、Fastlaneの機能をターミナル画面を用いなくても利用できるようになる

現在の予定では、fastlane.ciのベータ版が5月末リリース、正式版となる1.0は8月末リリースとなっています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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