[速報]AIが自動返答するチャットボットを手軽に構築、セールスフォース・ドットコムが「myEinstein」を発表。Dreamforce 2017

2017年11月7日

セールスフォース・ドットコムは、サンフランシスコで年次イベント「Dreamforce 2017」を開催中です。

そのDreamforce 2017で同社は、クリック操作だけでモデルの構築、データからの学習などを行い、データ予測やチャットボットなどを手軽に構築可能な機械学習サービス「myEinstein」を発表しました

MyEinstein fig1

AIが自動返答するチャットボットを構築

myEinsteinは、「Einstein Bots」と「Einstein Prediction Builder」の2つの機能があらかじめ組み込まれています。

Einstein Botsによるチャットボットは、あらかじめ過去の回答の履歴や顧客の履歴などによって機械学習の訓練を行うことで、自然言語を解釈してユーザーからの問い合わせ適切に回答するチャットボットを作成できます。

これによって例えば注文への対応状況、パスワードのリセットなど、一般的なカスタマサービスにおける問い合わせに適切に回答できるようになり、必要に応じて人間のカスタマサービスへと移行することで、より迅速で効率のよい顧客対応が可能になるとされています(同社広報によると日本語対応は未定とのことです)。

myEinstein fig2

どの顧客が競合へ移りそうかを予測

Einstein Prediction Builderでは、クラウドに格納されている過去のデータを学習させることで、データに対する予測が可能になります。

例えばCRMのデータベースに格納されているデータを基に、どの顧客が競合へ移ってしまいそうかを予測する、といったことができます。

myEinstein fig3

すでに蓄積されたデータを持っていることがEinsteinの強み

myEinsteinは、昨年9月に発表された機械学習サービス「Salesforce Einstein」をベースにしたものです。

Salesforce Einstein2016年9月にSalesforce Einsteinが発表されたときのスライド

発表当初のEinsteinは、同社のCRMサービスに対して機械学習により付加機能を実現するものでした。

Einsteinの強み、そしてセールスフォース・ドットコムの強みは、すでに多くのデータを抱えているCRMサービスと機械学習が同一のプラットフォームで提供されていることです。これによりユーザーはデータを収集、整理する手間をかけることなく、すぐに学習を開始し、機械学習の利用を開始できます。

それゆえ、同社にとってEinsteinはほかのクラウドサービスに対する差別化要因として位置づけられています。今回のmyEinsteinの発表もその延長線上にあるものといえるでしょう。

Dreamforce 2017

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Junichi Niino(jniino)
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