IoTデバイスでAWS Lambdaのプログラミングを可能にする「AWS Greengrass」が正式版に。Raspberry PiやLinuxデバイスなどをサポート

2017年6月12日

AWSは、IoTデバイス上でAWS Lambdaによるプログラミングを可能にする「AWS Greengrass」が正式版として公開されたことを発表しました

AWS Greengrassは、IoTデバイス上でAWS Lambdaランタイム、データキャッシュ、メッセージング、そしてAWSクラウドとのセキュアな通信など実現。AWSクラウドで提供されるGreengrassクラウドサービスと連係することで、エッジ側にインテリジェンスを持たせたIoTシステムを実現します。

fig 2016年12月に開催されたre:Invent 2016で発表されたAWS Greengrass

IoTデバイス上で実行するソフトウェアを「AWS Greengrass Core」と呼び、Linuxカーネル4.4.11もしくはこれより新しいバージョンが稼働するx86もしくはARMプロセッサを搭載したデバイスで実行可能。Raspberry Piもサポートしています。

AWS Greengrassは、センサーなどを搭載した複数のデバイスをGreengrass Coreを搭載したデバイスが束ねた「Greengrass Group」を構成し、これがAWSのクラウドとセキュアに接続される構成となります。

figAWS Greengrass」から

GreengrassはIoTシステム全体をAWS Lambdaのプログラミングモデルで統一でき、また全体をAWSのコンソールから管理可能な点を大きな特長としています。

また、Greengrass Coreはクラウドとの接続が切れてもオフラインでGreengrass Groupを維持でき、またセンサーなどの情報をいったん加工することなどが可能です。これにより、信頼性のある効率的なIoTシステムが構築可能になるわけです。

Tags: AWS サーバレス 業界動向 IoT

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本