サーバレスコンピューティング、もっとも利用されているのはAWS Lambdaで70%、Google Cloud Functionsが13%。CNCF調査

2017年12月12日

Kubernetesなどの開発をホストするCloud Native Computing Foundationは、同団体のコミュニティに対してコンテナオーケストレーションやサーバレスコンピューティングに関するアンケートを実施、その結果を発表しました

アンケートの回答数は550で、回答者の49%が北米企業に所属、32%が欧州企業に所属しています。

サーバレスはAWS Lambdaが圧倒的

回答によると、サーバレスコンピューティングはすでに回答者の41%が利用中。

サーバレスコンピューティングの利用状況サーバレスコンピューティングの利用状況

そのなかでもっとも使われているサーバレスコンピューティング環境はAWS Lambdaで70%と圧倒的です。時点はGoogle Cloud Functionsの13%、そしてApache OpenWhisk、Azure Functionsと続きます。

どのサーバレスコンピューティング環境を利用しているかどのサーバレスコンピューティング環境を利用しているか

オーケストレーションツールはKubernetes一強

アンケートにはオーケストレーションツールを利用しているのか、という質問も用意されています。

これはCloud Native Computing Foundationのコミュニティメンバーへのアンケートと言うこともあり、Kubernetesが突出しています。

利用しているコンテナオーケストレーションツールは?利用しているコンテナオーケストレーションツールは?

コンテナのデプロイ先についてのアンケート結果は興味深いものでした。もっとも多かったのはAmazon EC2もしくはECSで急速に成長中。

コンテナのデプロイ先はどこか? コンテナのデプロイ先はどこか?

それをGoogle Compute Engine(GCE)およびGoogle Kubernetes Engine(GKE)が追い上げていますが、伸びは止まっているようにも見えます。オンプレミスの割合が高いのは意外にも思えますが、もしかしたら開発環境なのかもしれません。

Tags: コンテナ型仮想化 サーバレス

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Junichi Niino(jniino)
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