MacOS/LinuxでC#やVisual Basicを実行可能にする.NETランタイム「.NET CoreCLR」。早くもGitHubで公開

2015年2月10日

マイクロソフトはWindows、Linux、MacOS Xに対応予定のフレームワーク「.NET Core」のランタイムとなる「.NET CoreCLR」をオープンソースとしてGitHubに公開したことを明らかにしました

.NET CoreCLRの「CLR」とは、Common Language Runtimeの略。つまりC#やVisual Basicなど.NET対応言語の実行エンジンにあたります。

マイクロソフトは昨年11月に、.NETのオープンソース化とLinuxおよびMac OS X対応を表明しています。それが下記の図の「.NET Core 5」と呼ばれるものです。今回公開されたのは、その.NET Core 5のランタイムにあたる「.NET CoreCLR」。下記の図で下部の紫色の部分(の一部)に該当します。

fig

参照:オープンソース化され、MacOS XとLinuxに対応する「.NET Core」とは何か?

.NET CoreCLRにはジャストインタイムコンパイラのRyuJIT、ガベージコレクタの.NET GCなどが含まれています。.NET共通基盤部分(上図のCommon)に含まれているそれ以外のRoslynNuGetなどもすでにオープンソース化されています。

.NET CoreCLRは現在開発中で、現時点ではWindows上でビルドと実行が可能。LinuxとMacOS X対応は数カ月以内に実現すると説明されています。

Tags: .NET プログラミング言語 Microsoft

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本