HP、ついにx86ベースの大型サーバ「Superdome X」と、無停止型サーバ「NonStop X」発表

2014年12月4日

米ヒューレット・パッカード(HP)は、Xeonプロセッサをベースにしたミッションクリティカル業務向けのサーバを2種類、発表しました

1つは基幹業務向けに高い信頼性と性能を実現する大型サーバ「HP Integrity Superdome X」、もう1つはフォールトトレラントな業務向けの無停止型サーバ「HP Integrity NonStop X」です。

これまで同社のハイエンドサーバであるSuperdomeとNonStopの製品ラインには、基幹業務システムのために設計されたItaniumプロセッサが採用されていました。しかし現在Itaniumプロセッサを採用するサーバベンダはわずか数社だけで、シェアが小さくなったItaniumは今後の性能や機能向上の見通しを不安視されていました。そのためHPは、ItaniumプロセッサからXeonプロセッサへの転換を迫られていたのです。

fig HP Superdome X Server

Supserdome Xはハードウェアパーティショニング機能も搭載

同社のメインフレーム級基幹業務向けサーバ「Superdome」シリーズに新しく加わった製品が「Superdome X」です。

Xeonプロセッサが最大16ソケット、メモリが最大で12TB搭載可能。対応するXeon E7プロセッサ(Xeon E7-2890/E7-2880)は1ソケット当たり最大15コアですので、最大240コアとなります(Xeon E7-889/E7-4830の場合は1ソケット当たり10コアで160コア)。

対応OSは現在のところSUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、Red Hat Enterprise Linux 6.5/6.6/7.0。Windows Server 2012は今後対応予定。VMwareともサポートのための作業をしているとのことです。

筐体内のサーバを分割して利用できるハードウェアパーティショニング機能(HP nPars)で、1筐体内に複数のOSやアプリケーションを同時に実行可能などの機能を搭載。独自のメモリの信頼性維持機能などで、通常のx86サーバよりもメモリ障害を95%削減など。

既存のNonStop対応アプリをNonStop Xにマイグレーション可能

無停止型サーバの代名詞といえる「NonStop」シリーズに新たに加わったのが、同じくXeonプロセッサを採用した「NonStop X」です。

NonStopシリーズでは、NonStop OSおよびデータベースサーバのNonStop SQLなどの専用ソフトウェアによって、ハードウェアだけでなくソフトウェアレベルでも多重化を実現し、無停止を実現しています。

XeonベースとなったNonStop Xでも同様にNonStop OSやNonStop SQLを移植し、これまでのアプリケーションをマイグレーション可能だと説明されています。

Superdome Xは出荷開始。NonStop Xは2015年3月に出荷開始予定。

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