企業向けマイクロブログ「Yammer」が日本語対応。無料で利用可能
企業内で安全にTwitterのようなつぶやきによるコミュニケーションを実現してくれるサービス「Yammer」。先週から日本語、ドイツ語、フランス語など各国語対応のサービスが始まっていると報道され、試したところ日本語表示での利用が可能でした(実際には先週以前から日本語表示に対応していたとの情報をいただきました)。
無料でサインアップ、利用可能
Yammerは企業向けではありますが、無料でサインアップして利用することができます。ただし企業向けなだけあって、メールアドレスのドメインが同一のユーザーのあいだでしかつぶやきを見ることができません。つぶやきが自動的に公開されるTwitterとは違い、社内のユーザーだけにしか公開されないので、社内の情報を安心してつぶやくことができます。
また、社内の関係者だけでグループを作ることもできますし、ファイル共有、イメージ共有などもできるようです。
利用はサインアップ画面から申し込むだけ。つぶやきやグループなどの基本機能を利用するだけならば無料。
価格表によると、Active Directoryとの同期やシングルサインオン、有償サポートなどを利用するには1ユーザーあたり月額3ドル。SharePointとの統合、ドメインをまたがった利用、データエクスポートなどのさらなる追加機能を使うには、1ユーザーあたり月額5ドルとなっています(どうやら価格体系はまだ日本円にはなっていないようですね)。
海外では150万ユーザー
Yammerは海外では人気があるらしく、Forbesに先週掲載された記事によると、すでに150万ユーザーが利用しており、先週発表されたセールスフォース・ドットコムによる企業向けマイクロブログ「Chatter」が来年には無料化されるという点に関しても、同社にとって影響はないと強気の発言をしています。
今回日本語化されたことで、国内でも「Yammer」ユーザーは増えそうです。いま企業内マイクロブログを試してみたい、という方にはよい選択肢ではないでしょうか。
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(12/15 追記:日本語画面は先週より前から可能だったという情報をいただき、本文の一部を修正しました)