「Java EE 8」正式リリース、Java 9と同時に。今後はEclipse FoundationがJava EEをリード

2017年9月25日

オラクルはJava 9がリリースされたのと同じ9月21日付で、Java Platform, Enterprise Edition 8(Java EE 8)の正式リリースを発表しました。

前バージョンのJava EE 7が2013年5月末に登場して以来、4年ぶりのメジャーバージョンアップとなります。

Java EE 8の主な新機能は下記など。

また、Java EEの参照実装であるGlass Fish 5.0もオープンソースとして公開されました。

オラクルはJava EEへのコミットを欠いていたと指摘

約1年前の2016年6月には、次世代に向けたJava EEの仕様策定の動きが鈍くなっていることを懸念した有志が「Java EE Guardians」と呼ばれる運動を行いました。オラクルがJava EEへのコミットを欠き、Java EEを前進させることに興味を失いつつあるのではないかと指摘したのです。

参考:遅延しているJava EEの前進を訴える「Java EE Guardians」、日本Javaユーザグループが支援を発表

オラクルは7月になってこれに返答する形で、JavaOneにおいて今後の計画を明らかにするとし、9月に行われたJavaOne 2016において、次期バージョンとなるJava EE 8を2017年末までに開発完了すると表明。ロードマップも明らかにしました。

Java EE RoadmapJavaOne 2016で発表されたJava EEのロードマップ

オラクルはこのときの約束通り、Java EE 8をリリースしたことになります。

Java EEをEclipse Foundationに移行

一方でもうひとつ、オラクルはJava EEの将来において重要な決断を下しました。今回のJava EE 8リリース直前に、今後の仕様策定をEclipse Foundationに移管すると発表したのです

Eclipse Foundationも歓迎の意を表明しています。

米オラクルのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントMike Lehmann氏は、Java EE 8発表のプレスリリースで、次のようにコメントしています。

Today’s major release of the Java Platform Enterprise Edition is one we think developers are going to be excited to use and by open sourcing Java EE technologies to the Eclipse Foundation, we have set it up for ongoing success in the future

本日のJava EEメジャーリリースはデベロッパーたちに引き続き熱く使われ続けるとともに、Java EEテクノロジがEclipse Foundationへ移管されオープンソース化されることで、将来にわたり成功することになるでしょう。

ロードマップ通りにいくとすれば、次のJava EEは来年、2018年にJava EEのモジュール化やマイクロサービスの対応などを実現しつつEclipse Foundationから発表されることになります。

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カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ  Java , Java EE , Oracle


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