スケーラブルに仮想マシンとストレージを展開できるハイパーコンバージドインフラストラクチャ。VxRailの競合製品に対する差別化要素はどこにあるか?[PR]

2016年5月9日

いまサーバ市場においてもっとも注目されている分野の1つが「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」です。主要なサーバベンダからさまざまな製品が登場し、市場を賑わすようになってきました。

ハイパーコンバージドインフラストラクチャとは一般に、ストレージを内蔵し仮想化ハイパーバイザを搭載した3台以上のサーバを、高速なネットワークでクラスタとして束ね、それぞれのサーバの内蔵ストレージをストレージ仮想化ソフトウェアによって仮想的に1台の共有ストレージとして扱える、という構成になっています。

これによってクラスタにサーバを追加していくだけで、仮想マシンの能力が追加され、同時に仮想ストレージの容量と性能も増大していくという、スケーラブルな仮想化統合基盤が実現するのです。

そしてこの分野の新製品として4月に登場したのが、コンバージドインフラ市場をリードしてきたEMCおよびその傘下のVCE、VMwareが共同開発し、EMCとパートナーらが販売を行う「VxRail」です。

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基本的にほぼ同一の構造を備えた製品が並ぶハイパーコンバージドインフラストラクチャ市場の中で、VxRailには競合他社に対するさまざまな差別化要因があると説明されています。その点を中心に中身を見ていきましょう。

EMCとVMwareにより緊密に統合された基盤ソフトウェア

VxRailの最大の特長は、製品の中枢となる仮想化ハイパーバイザ、ストレージ仮想化、管理ソフト、データプロテクションの機能すべてが、EMCおよびその傘下のVCE、VMwareによって、VxRail製品として緊密に統合されている、という点にあります。

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一般的なハイパーコンバージドインフラストラクチャ製品では、ストレージ仮想化を実現するソフトウェアがベンダ各社の独自ソフトウェアとして組み込まれます。

VxRailではこのストレージ仮想化ソフトウェアが、vSphereハイパーバイザに統合されています。それがVxRailに搭載されているVirtual SANです。

Virtual SANはハイパーバイザのネイティブな機能として組み込まれているため、仮想マシンによるオーバーヘッドなどの影響を受けない、高速で高性能なストレージ仮想化を実現できることが大きな利点です。当然ながらvMotionなどのハイパーバイザの機能とも統合されています。

運用に不可欠な、データのバックアップとリカバリのための「VMware Data Protection」とレプリケーションによる災害復旧ソリューションである「EMC RecoverPoint for Virtual Machines」もVxRailに搭載、統合されています。

また、使用頻度の低いデータを自動的にクラウドへ保存することでストレージを効率的に利用する「EMC CloudArray」も搭載、EMCやサードパーティが提供するソフトウェアにワンクリックでアクセスできるVxRail Marketも組み込まれています。

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特に、バックアップやレプリケーションといったデータ保護のためのソリューションは、システムを運用する上で欠かすことはできません。あとからサードパーティのソフトウェアを導入し運用することと比較すると、あらかじめ動作保証があり、最初から統合されたソリューションとしてカバーされていることの、コスト上、運用上のメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

ワンクリックで総合アップデート、EMCによるワンストップサポート

VxRailでは、運用の手間を大幅に削減する機能も強化されています。これもEMCとVCE、VMwareの緊密な連携により実現されたものです。

1つ目はVxRailマネージャの搭載です。ウィザードを使い、メモリやストレージの設定を選択することで簡単にインスタンスを立ち上げる、あるいは新しいノードが追加されると自動的に検知してクラスタに統合するなど、物理レイヤからインスタンスの立ち上げ、モニタリングなど、統合仮想化基盤の運用全体が容易にできるようになっています(実際の動画)。

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そして、セキュリティパッチやバグフィックスなど、運用中に避けて通れないソフトウェアアップデートが、VxRailではワンクリックで簡単に行えるようになっています。

これはVxRailにあらかじめ搭載されているVMware、EMCのソフトウェアいずれもが対象になっており、いちいちソフトウェアごとに個別のアップデートコマンドを実行したり、あるいはアップデートによる他の機能への影響を心配する必要がありません。

さらにVxRailはEMCによってワンストップサポートが実現されています。ハードウェアについてもソフトウェアについても、VxRailを構成するコンポーネントについてはEMCが一括して窓口を担当するのです。このワンストップサポートには、同社がOEM販売を行うネットワークスイッチも含めることができます。

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しかもVxRailにはハードウェア、ソフトウェアともにリモート保守が付属しており、セキュアな通信経路を用いて常時お客様のシステムの監視が行われます。万が一何らかの障害が発生した場合には暗号化されたアラートがEMCへ通知され、サービスリクエストが自動的に発行されるのです。

EMCはすべてをハイパーコンバージドにするつもりはない

VxRailを販売するEMCは、コンバージド/ハイパーコンバージドインフラストラクチャ製品を、ポートフォリオとして展開する戦略を押しだしています。

エンタープライズにおける中堅、中小規模のシステムやブランチオフィスなどへはVxRailを、より大規模なデータセンター向けにはVxRackを、そしてERPやOLTPといった伝統的なワークロードにはVBlock/VxBlockを用意しているのです。

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EMCのポートフォリオ戦略は、企業のインフラすべてをハイパーコンバージドインフラストラクチャに置き換えようとするのではなく、ワークロードやスケーラビリティに応じて適切なアーキテクチャ、フットプリント、プライスレンジを備えた製品を顧客に提供していこうとすることを示しています。

そして、この幅広い製品を揃えたポートフォリオ戦略は、EMCがVCE、VMwareなどとのフェデレーションにより、VxRailだけでなくポートフォリオ全体で企業ITのインフラを支える製品を提供しようという方向性が形になっているものと言えるでしょう。

(本記事はEMCジャパン提供のタイアップ記事です)

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タグ : EMC , PR , ハイパーコンバージドインフラストラクチャ



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