VMwareに最適化されたオールフラッシュの垂直統合サーバ「Vblock System 540」がVCEから登場

2014年10月8日

シスコのサーバ、ネットワーク機器、EMCのストレージを組み合わせ、VMwareの仮想化ソフトウェアに最適化された垂直統合サーバの新機種「Vblock Sysetm 740」「Vblock System 540」「Vblock System 240」がVCEから発表されました。

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3つの機種は、Vblock System 740がフラッグシップ、Vblock System 540がハイパフォーマンス、Vblock System 240がミディアムサイズという位置づけです。

特に注目したいのは、Vblock System 540がオールフラッシュストレージ構成という点です。

オールフラッシュストレージのEMC XtremIO搭載

Vblock System 540はストレージにEMCのXtremIOを搭載。XtremIOはオールフラッシュストレージとしてフラッシュに最適化されたスケールアウト可能なアーキテクチャを備え、インラインでの重複排除や独自のRAID拡張技術によるデータ保護機能などを備えています。

オールフラッシュストレージにより、仮想環境でデータの高速なアクセスを必要とするデータベースのOLTPやOLAPなどに適しています。さらに、ストレージの拡張としてEMCのIsilonのような大容量に対応したスケールアウトストレージを接続することで、ビッグデータにも対応するとのこと。

フラッグシップのVblock System 740はストレージにEMC VMAX3を、ミディアムサイズのVblock 240ではEMC VNX5200を搭載しています。

自社でも垂直統合サーバを用意する各社

VMware、シスコ、EMCの3社によって設立され、製品を提供しているVCEですが、いまやその3社とも、独自の垂直統合サーバの展開をはじめています。

シスコはネットワーク機器とUCSサーバに加えて、2013年3月にはフラッシュストレージベンダのWhiptailを買収。自社製品でサーバ、ネットワーク、ストレージを揃えました。

EMCは自社のストレージと、シスコやブロケードのネットワーク機器、シスコ、デル、HP、IBMなどのサーバ、VMwareやマイクロソフトなどのハイパーバイザなどによる組み合わせのリファレンスアーキテクチャをパートナーに提供する「VSPEX」を展開。

そしてソフトウェアベンダであるVMwareも、同社が定義したアーキテクチャによる垂直統合サーバ「EVO:RAIL」がパートナーから提供されることを、今年8月のVMworld 2014で発表しています

いまや統合サーバが仮想環境において一般的なインフラになろうとしており、各社とも戦略上この大事なカテゴリへの独自展開を欠かすことはできないのだとみられます。今後それぞれの会社とVCEの距離感はどのようになっていくのでしょうか。

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タグ : Cisco , EMC , VMware , サーバ , 仮想化



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