DeNAが社内利用しているMySQLの自動フェイルオーバーツール、オープンソースで公開開始

2011年8月3日

MySQLがダウンしたときに自動的に別のMySQLへ処理を引き継ぐことで、高可用性を実現するフェイルオーバーツール「MySQL-MHA: MySQL Master High Availability manager and tools」がオープンソースとして公開されたことを、作者の松信嘉範(まつのぶよしのり)氏がブログで伝えています

Yoshinori Matsunobu's blog: Announcing MySQL-MHA: "MySQL Master High Availability manager and tools"

松信氏はモバゲーなどで知られるDeNAに勤務しており、MySQL-MHAによる自動フェイルオーバー機能はDeNAのインフラ運用を支えているとのこと。同氏のブログから引用します。

Difficulties of master failover is one of the biggest issues in MySQL. Many people have been aware of this issue, but in most cases there were not practical solutions. I created MHA to make our (DeNA's) existing 100+ 5.0/5.1/5.5 and future MySQL applications highly available.

MySQLにおいてマスターのフェイルオーバーはもっとも難しいの1つ課題です。多くの人がこれに対応しようとしましたが、多くの場合、現実的なソリューションにはなりませんでした。私が開発したMHAは、DeNAが保有する100台以上のMySQL 5.0/5.1/5.5や今後のMySQLアプリケーションの高可用性を実現しています。

なぜMySQLのフェイルオーバーが難しいか

MySQL-MHAは、今年の4月11日から米サンタクララで行われた「MySQL Conference & Expo 2011」で、松信氏によって紹介されたものです(参考:DeNAによる大規模なMySQLノンストップ運用の裏側にある、フェイルオーバー自動化ツール)。

松信氏はMySQLのフェイルオーバーの難しさを、このときのスライドで次のように説明しています。

fig

万が一MySQLのマスターが落ちたときにはスレーブをマスターに昇格させるわけですが、マスターとスレーブのレプリケーションが非同期に行われるため、マスターがダウンしたときに、まだスレーブへレプリケートされてないデータが発生する可能性があります。

そのままでは、マスターのデータが欠けたままだったり、ほかのスレーブとデータがずれたままになってしまうわけです。MySQL-MHAにはこうした問題を解決する機能などが実装されています。

松信氏のブログでは、さらに詳しく説明されています

MySQL-MHAは、「http://code.google.com/p/mysql-master-ha/」からコードやドキュメントを入手可能です。

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : MySQL , システム運用 , リレーショナルデータベース



≫次の記事
「100%の仮想化を目指す」というVMwareの意図とは? 同社シニアバイスプレジデントに聞く
≪前の記事
仮想化によるサーバ集約率は平均約6台

Loading...

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



Publickey 最新記事 10本

Publickey Topics 最新記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig

fig



blog comments powered by Disqus