HTML5がラストコール(最終草案)へ、工程表を発表

2010年9月13日

W3CでのHTML5の議論が、ラストコール(最終草案)に向けて具体的に動き始めました。

W3CのHTMLワーキンググループでチェア(議長)の一人であるMaciej Stachowiak氏は、9月7日付けでHTMLワーキンググループのメーリングリストに「Timeline to Last Call」というメールをポストし、ラストコールに向けた工程表を明らかにしました。

Timeline to Last Call from Maciej Stachowiak on 2010-09-08 (public-html@w3.org from September 2010)

これによりHTML5について機能追加や変更の議論が収束することになります。

ただし、W3CではCanvasやWeb Storageなどの多くの機能がHTML5の関連仕様として分離され議論されているので、それらについての議論は継続するはずです(参考記事:どこまでがHTML5なの?)。

工程表によるとラストコールは5月後半か

ラストコールへの工程表を要約すると、以下のようになっています。

(追記 9/13:上記Jan、Marの説明が当初ラストコールに対する変更案となっていましたが、正しくはラストコール前にエスカレーションするための変更案でした。また、Febが抜けていました。上記を追加、修正しました。これらはW3CのDecision Policyに沿ったプロセスです)

HTML5のおもな議論はすでに周辺仕様のほうに移っているように思えるので、おそらくは大きく遅れることなくラストコールへ進むのではないでしょうか。

ラストコールの先、最終的に勧告になるまでには、Candidate Recommendation(勧告候補)、Proposed Recommendation(勧告案)、W3C Recommendation(W3C勧告)という工程が待っています。

WHATWGでは約1年前にラストコール

HTML5はW3CとWHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)が共同で仕様策定を進めています。

WHATWGでは、昨年の10月にHTML5がラストコールとなっていました。WHATWGのブログで、エディタのIan Hixon氏が「HTML5 at Last Call」というエントリをポストしています(ちなみにHixon氏は、W3CでもHTMLワーキンググループのエディタです)。

W3Cも来年ラストコールを迎えることになれば、HTML5のコアな部分については事実上安定した仕様になったといえるようになるでしょう。

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タグ : HTML5 , Web標準



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