ITエンジニアが選んだ「ITエンジニア本大賞2026」発表。やさしいMCP入門、ことばの意味を計算するしくみ、エンジニアの持続的成長37のヒント、ゆるストイック、など
ITエンジニアが投票によって技術書やビジネス書を選ぶ「ITエンジニア本大賞 2026」の結果が発表されました。
「ITエンジニア本大賞」は、仕事の役に立った本、初学者におすすめの本、ずっと手元に置いておきたい本など、おすすめの本をITエンジニアがWeb投票で選ぶイベントです。
主催は翔泳社ですが、対象となる書籍は出版社を問わず技術書、ビジネス書全般となっています。刊行年も関係なく、これまで大賞に選出された書籍を除き、この1年を振り返っておすすめしたい書籍が対象となります。
今回も技術書部門とビジネス書部門それぞれのベスト10が発表されました。現時点では50音順に並んでいます。
以下は選出された技術書部門とビジネス書部門それぞれのベスト10を、Amazon.co.jpへのリンクと画像、概要で紹介したものです(アフィリエイトリンクは含まれていません)。正式な結果は公式サイトでご覧ください。
技術書部門ベスト10(50音順)
技術書部門は得票同数により今回は11冊が選出されたとのことです。

AIエージェント開発 / 運用入門[生成AI深掘りガイド]
昨今話題の「AIエージェント」について、基礎の基礎から1つずつ丁寧に、しっかりと解説した本格入門書です。
基礎知識はもとより、AIエージェントの作り方や実際の活用事例、さらにはAIエージェントを語るうえで欠かせないLLMについても解説しています。
本書の後半では、開発後の運用フェーズ(LLMOps)の技法についてもLangfuseを用いて解説するなど、企業の開発現場で活用できる、実践的なレベルまで主要な技術をいっきに紹介しています。

エンジニア育成現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶマネジメントのうまい進めかた
人材不足の開発現場において「エンジニアをいかに育成するか」は重大なテーマです。しかし、技術の指導や業務の割り振りだけでは、チームも個人も思うようには育ちません。エンジニア育成には、ソフトウェア開発と同じかそれ以上に繊細で複雑な「マネジメント」の力が求められます。
本書は、そんなエンジニアの育成・マネジメントの現場で起こりがちな「落とし穴」を集めた失敗事例集です。

改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ― 保守しやすい 成長し続けるコードの書き方
本書は、より成長させやすいコードの書き方と設計を学ぶ入門書です。筆者の経験をふまえ構成や解説内容を見直し、より実践的な一冊になりました。
システム開発では、ソフトウェアの変更が難しくなる事態が頻発します。 コードの可読性が低く調査に時間がかかる、 コードの影響範囲が不明で変更すると動かなくなる、 新機能を追加したいがどこに実装すればいいかわからない……。
変更しづらいコードは、成長できないコードです。 ビジネスの進化への追随や、機能の改善が難しくなります。成長できないコードの問題を、設計で解決します。

現場で活用するためのAIエージェント実践入門
AIエージェントの開発に初期から取り組み、実務で使ってきた著者陣がおくる、「現場」で使える、プロになるための一冊。
ヘルプデスク、データ分析、情報収集、マーケティングの具体的なAIエージェントの構築方法に加え、AIエージェントの評価や改善までを網羅的に学べます。
電通総研、Algomatic、ジェネラティブエージェンツの各社の取り組みの紹介も!

ことばの意味を計算するしくみ 計算言語学と自然言語処理の基礎
本書は、ChatGPTで周知となった「ことばのテクノロジー」としての自然言語処理と、哲学・数学・論理学から「ことばをサイエンスする」計算言語学との架け橋となる教科書である。
どちらの世界も知り尽くした第一線の若手研究者が基礎から最先端までを妥協なしに書き上げた。
骨太だが、豊富な例とかみ砕いた説明が読者の背中を押してくれる。生成AIを作る人使う人はもちろん、「ことばを数学する」と聞いて心がざわつくようなすべての人に届けたい。
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実践サイバーセキュリティ入門講座 現場に残された痕跡からハッカーの攻撃を暴け
サイバーセキュリティの最前線を体験しよう!
この本では、様々なサイバーセキュリティに対応する手段を、実際に体験しながら学びます。
プラットフォーム「Blue Team Labs Online」(BTLO)を用いて、ハンズオン形式で解説を行っていきます。これにより、必要な環境準備の障壁を減らし、誰もがサイバーセキュリティの楽しさを感じるとともに、対抗手段の知識を得ることができます。
6つのシナリオを通して、サイバーセキュリティの最前線に挑戦しましょう!

図解入門TCP/IP 第2版
定番入門書が、パワーアップして改訂!
ネットワークの最新情報を盛り込みながら、解説と図表をいっそうわかりやすく刷新。特にWi-Fiやセキュリティ関連の解説を大幅に強化しました。
幅広いネットワーク技術を徹底図解し、入門者にわかりやすくプロフェッショナルも活用できる、ネットワーク技術入門書の決定版!

Tidy First? ― 個人で実践する経験主義的ソフトウェア設計
乱雑なコードは厄介です。コードを読みやすくするには、管理できる小さなまとまりに分割する必要があります。
本書は、エクストリームプログラミングの考案者で、ソフトウェアパターンの先駆者であるケント・ベックが、システム全体の構造を念頭に置き、コードを改善するには、いつどこで整頓するのがよいかを解説します。
整頓のしかたを一気に習得するのではなく、整頓を少しずつ試しながら自身の課題解決につなげます。

ハッキング・ラボのつくりかた 完全版 仮想環境におけるハッカー体験学習
本書では、物理的な環境にとらわれずハッキング実験ができる環境、すなわち「ハッキング・ラボ」を作り上げます。サーバー侵入を繰り返し体験することで、スキルアップの実感をつかむことができます。
本書が重視しているのは、ハッキングやセキュリティの感動や楽しさを知ることです。攻撃実験は仮想環境で行います。仮想マシンなら壊れても大丈夫。本書とマシンを使い倒して、心ゆくまで遊び、学びましょう。

#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった
大学4年の春。授業でChatGPTを知った私は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。
プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。
毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。
暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。
―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記

やさしいMCP入門
MCP(モデルコンテキストプロトコル)は発表以来、生成AIの普及をさらに推し進める技術として業界やエンジニアの関心を集めています。
しかし、MCPは技術仕様のため、ITエンジニアでないと理解しにくい部分があります。
本書は、大バズりしたスライド「やさしいMCP入門」の著者が、AIエージェント時代の標準規格「MCP」についてITエンジニア以外の人たちにもわかりやすいように、基礎からビジネスへの活かし方、今後の展望まで図解で解説した入門書です。
ビジネス書部門ベスト10(50音順)

歩く マジで人生が変わる習慣
ウォーキングを単なるエクササイズととらえるなかれ。
本書を読み終えるころには、きっと確信するだろう。「歩く」という人間の本質的な行為こそが、脳と身体を鍛え抜き、生産性やクリエイティビティを高め、つまりは現代人の抱えるあらゆる問題を解決する鍵なのだと。

エンジニアの持続的成長37のヒント
一生エンジニアとして必要とされるサステナブルエンジニアになろう
エンジニアは80歳まで続けられる一生モノの仕事である
あなたが今後50年必要とされるために必要な持続的成長とはなにか? エンジニアのキャリアに悩む全エンジニア必読

サム・アルトマン「生成AI」で世界を手にした起業家の野望
サム・アルトマンとは何者なのか? アルトマンに密着してきたウォールストリート・ジャーナルのトップ記者が、アルトマン本人、友人、家族、メンター、共同創業者、同僚、投資家、投資先企業など重要関係者に250件を超す徹底取材を敢行。その歩み、スティーブ・ジョブズが認めた才能、常識はずれのビジョンと戦術、人たらし術、旧友にして宿敵イーロン・マスクとの闘い、2023年11月のOpenAI代表「解任」事件の真相、核融合エネルギーや寿命延長など先端事業、AI未来構想、そして「裏」の顔も――。いま世界が最も注目する天才起業家のすべてに迫る決定版ノンフィクション!

社会人1年生の情報セキュリティ超入門
「サイバー攻撃でシステムがダウン! 利用者は大混乱!」
「個人情報が流出! 氏名や住所、クレカ情報まで…」
ニュースでよく見るこれらのトラブル。ITの専門家でなくても、他人事ではありません。
「セキュリティって難しそう…」と思っていませんか? でも実は、知っているだけでリスクを大幅に減らせるんです!
本書は、専門知識がなくても大丈夫!
難しい専門用語をできるだけ使わず、図やイラストでやさしく解説。普段の生活や仕事で役立つ実践的な知識が、すぐに身につきます。

世界の一流は「休日」に何をしているのか
日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスを発散したりすることを心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。
彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージ(休養)する時間」と「知的エネルギー(教養)を蓄える時間」と位置づけているのです。

ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科
仕事、ダイエット、健康管理、勉強、目標達成…すべて成功のカギは「習慣化」にあります。
しかし間違った習慣を身につけてしまったらその代償は大きくなってしまいます。
何をどう習慣化すればいいか、そのために重要になるのが「エビデンス」です。

PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来
「PLURALITY」は、台湾の初代デジタル発展省大臣オードリー・タンとマイクロソフトの首席研究員にして気鋭の経済学者グレン・ワイルという世界のトップランナーが提唱する、新たな社会のビジョンだ。
「プルラリティ/多元性」―――それは、「シンギュラリティ/単一性」とは異なる道。対立を創造に変える、協働テクノロジーとともに歩む未来。
【権利】【通貨】【コミュニケーション】【投票】【市場】【メディア】【環境】【学習】【政策】……起こり得る未来を全検証した一冊です。

ゆるストイック ── ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思
本書は、新しい時代に突入しつつある今、「どのように日常を過ごしていくべきか」を考えるためのガイドブックです。
以前のように、「成長」「競争」「勝利」を求めるような意識高い系の生き方には、もう戻れない。
その一方で、「無理をせず、あなたらしく、周りから求められる最低限のことだけをこなせばいいよ」という生き方に、心の底からは納得できていない。そんな気分ではないでしょうか。
本書では、社会の変化を整理し、それをもとに、「どのようなスタイルで生きていくべきか」を考察します。

両利きのプロジェクトマネジメント 結果を出しながらメンバーが主体性を取り戻す技術
現代のリーダーはこのような「あちら立てればこちらが立たぬ」状況に追い込まれています。
それを解決するのが「両利きのプロジェクトマネジメント」です。
「どちらか」ではなく「どちらも」得られるようなプロマネの核心、それは「週1回30分の定例会議」です。
コパイロツトがいろいろなプロジェクトに関わりながら探究してきたプロジェクト推進のノウハウをベースに、20年以上にわたって多数の民間企業から自治体・行政まで、さまざまな内容・規模のプロジェクトに携わってきた著者がたどり着いた究極の「プロジェクトマネジメント」をわかりやすく解説します。

「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本
自分にとって当たり前のことが相手にはなかなか伝わらない ── そんな場面は、ビジネスにも日常にもあふれています。
本書では対面・オンライン・電話・メール・プレゼン・会議・交渉など、あらゆる場面に応用できる「分かりやすく伝えるための考え方と技術」が学べます。
ITエンジニア本大賞 2026の各部門ベスト10が選出!
— ITエンジニア本大賞 (@ITbookaward) January 15, 2026
技術書部門とビジネス書部門で、皆さんからの投票が多かった10冊が選ばれました。
(技術書部門は得票同数のため11冊)
2月19日のプレゼン大会に進出できるのは、各部門の上位3冊。
大賞決定まで、あと1か月と少しです!https://t.co/Qelbk5ktN4
(書籍の紹介文は各出版社もしくはAmazon.co.jpの紹介文を拝借、一部改変や抜粋などをしました)

