AWS、サブエージェントごとにフロントエンド担当、バックエンド担当などカスタマイズによる高性能化が可能な「Kiro 0.9」リリース
Amazon Web Servicesは、同社が提供するAIコードエディタの新バージョン「Kiro 0.9」のリリースを発表しました。
KiroはVisual Studio Code(VS Code)互換のコードエディタに生成AIの機能を統合したものです。
開発者は要件作成、設計、実装の各段階においてKiroに統合された生成AIとチャットをすることで、生成AIによる助言や補完、コードの生成などの支援を受けることができます。
Kiro 0.9の新機能
Kiro 0.9では、サブエージェントごとに独自の担当分野を持たせることができる「カスタムサブエージェント」機能、エンタープライズ向けにKiroの拡張機能を管理できる、拡張機能レジストリガバナンス機能、「Agent Skills」機能への対応などが行われています。
専門ごとにサブエージェントをカスタムできる
カスタムサブエージェント機能は、サブエージェントに担当を持たせることができます。
これまでは、ある開発チームがReactのフロントエンドとPythonのバックエンドの開発を担当している場合、、1つのエージェントコンテキストがフロントエンドとバックエンドの両方を処理することになります。
すると、開発に用いるすべてのツール、例えばChrome DevTools、データベース用のMCP サーバー、コンポーネントライブラリ、API ドキュメントなどから情報を読み込むことになり、コンテキストウィンドウがすぐにいっぱいになります。
その結果、エージェントのパフォーマンスが低下し始めるという課題がありました。
カスタムサブエージェントではこれを分割して、フロントエンド開発用にコンポーネントとブラウザツールについての情報を扱う「frontend-agent」と、データベースサーバーとAPIドキュメントの情報を読み込む「backend-agent」を作成できます。
これにより、各サブエージェントは集中した状態を保ち、独自のコンテキストを管理するためパフォーマンスの低下が起きない、とされます。
社内用の拡張機能レジストリに対応
エンタープライズ向けにKiroの拡張機能を管理できる、拡張機能レジストリガバナンス機能は、Kiroを社内用の拡張機能レジストリに向けることで、社内で承認された拡張機能だけを利用可能にできる、というものです。
Agent Skillsに対応
Kiro 0.9ではAnthropic、AIエージェントにタスクの手順や専門知識などを組み込める業界標準のフォーマット「Agent Skills」にも対応しました。
Agent Skillsは、全体で参照されるユーザーレベル、もしくはプロジェクト固有として参照されるレベルのどちらでも導入可能となっています。
